研究室日記

【20190124訪問】小牧市立篠岡中学校栗木教頭先生授業から学ぶ(玉置)

公開日
2019/01/26
更新日
2019/01/26

教育情報

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 今日は教育実習後に「国語の授業はどうあるべきか、わからなくなってしまいました」というゼミ生の声に応えて、ならば素晴らしい国語授業を参観させていただこうという主旨で、篠岡中学校の栗木教頭先生にお願いをしてゼミ生8名と共に訪問する日。

 8時40分に味岡駅でゼミ生4名を乗車させて篠岡中学校へ向かう。9時前に着。岐阜から車で来たゼミ生4名合流。

 授業前にさっそく授業作りについて栗木先生のお考えを聞く。今日のためにわざわざこれまで扱ったことがない2つの教材で、3年生の国語授業を見せていただけるとのこと。これだけでも感激。栗木先生から発せられる国語授業の本質、学び合い授業の肝などを、まだまだ授業を見る目がないゼミ生のために、学生用に翻訳。大いに気持ちが高まったところで3年A組へ。

 紀貫之の和歌が教材。その和歌を目にした生徒たちは読むことから困難状態。もちろん歌の意味はさっぱりという状態から、4人グループでの話し合いで、ちょっとした語句から互いの読みの予想を少しずつ伝え合い、まさに読みを深めていく授業。教室のあちこちからここさえ分かれば、といったつぶやきや空気を読み取り、まさにここだ!というところで、ある語句の意味を知らせる栗木先生。一気にテンションが上がる。さらに深くなる読み。最後に「恋」というキーワードを提示。これぞ学び合いという授業。

 次の3年B組も、自由律俳句をもとに生徒たちが生徒たち自身の読みで、その句の世界を探る授業展開。栗木先生はどこで学び合いを深めさせるのだろうと注視。生徒のことをよくつかんだ上での意図的指名。作者の同時代の俳句と映像提示で句の背景からさらに読みを深める展開。ぼつぼつと発言する生徒。句を凝視しながらも級友の解釈を聞き、自分の読みを広げ深める生徒たち。

 校長室で20分間、ゼミ生から質問を受けていただく。授業開始前と比較すると、