研究室日記

2025年5月20日「松阪市初任者のための安定した学級・授業づくりのコツ感想」分析

公開日
2025/06/05
更新日
2025/06/05

教育情報

【1】すぐに実践したいという意欲の高まり

「明日からでも実践したいことが多くあった」「すぐに取り組んでみたいという気持ちになった」など、実用的で明日から使える内容だったという評価が非常に多く見られました。

研修内容の具体性と実用性が、即時的な行動意欲を生んでいます。

【2】「子どもを見る目」や「子ども理解」への意識改革

「子どもを信じる」「子どもを見る目が変わった」など、子ども理解の観点における変化が多数。

「今まで信じていなかった子にどう向き合うか」「子どもに寄り添う視点」「一人ひとりの思いに気づくことの大切さ」など、児童観の変容が見られます。

【3】学級経営・授業づくりの具体的手法の学び

「安定した学級づくりの工夫」「授業の雰囲気を整える方法」「ペアやグループの組み方の工夫」など、学級経営・授業設計の手法が学べたという声。

「指導よりも関わり方を学んだ」「注意するよりも寄り添う大切さ」など、指導より“育てる”スタンスへの理解が深まった様子。

【4】講師(玉置先生)の言葉・姿勢の影響

「人を大切にする学級づくり」「教師は子どもの味方である」「児童を信じる」など、講師の言葉が印象に残っているという記述が多数。

内容だけでなく講師の語りや在り方そのものに感銘を受けた教員が多く見られます。

【5】自己省察・今後への決意

「これまでの指導を見直した」「子どもにもっと関わっていきたい」「今後の教員像を考える機会になった」など、自己省察や今後の行動目標を明確にしている回答が多い。

具体的な「次の一歩」を意識した前向きな表現が目立ちます。


📌 総合的な特徴・傾向

教員の状態 教員1年目らしい「不安」や「迷い」に対する安心感、道しるべを得たという安心感がにじむ。

研修の評価 内容が非常に具体的で、現場に即していたことから満足度が高い。

キーワード 「実践したい」「子どもを信じる」「学級づくり」「気づき」「寄り添う」「明日から使える」

感情面 感謝、安心、前向き、共感が多く、講師との信頼関係も築かれている様子。


🎯 研修の成果と今後への示唆

研修は、単なる知識の伝達ではなく、参加者の「意識・価値観」に深く働きかける内容だった。

1年目教員にとって必要な「方向づけ」と「自己効力感の醸成」が果たされている。

今後は、この研修内容を日常的にフォローアップする体制(授業交流・実践共有・定期面談など)が有効と考えられます。