学園日記

人権講演会

公開日
2011/05/17
更新日
2011/05/17

学校生活から

 5月13日午後、中・高等部の人権講演会が、ふれあいホールで行われました。飛島村人権啓発活動の一環として、講師に神奈川県のいじめ問題に取り組むNPO法人「ジェントルハート プロジェクト」理事の小森美登里さんをお迎えしました。
 小森さんは、13年前、当時15歳だった一人娘を、いじめによる自死で亡くされました。娘さんが、亡くなる前に残した「優しい心が一番大切だよ」という言葉を紹介しながら、一人一人がみんな違う存在であること、傷つけられても仕方のない理由をもって生まれたいのちは一つもなく、傷つけていい権利をもったいのちもないことを、静かに語って下さいました。講演の終わりには、すべての子どもたちへ「生まれてきてくれてありがとう」と、呼びかけられました。
 生徒たちも、職員も、小森さんのお話に真剣に耳を傾けていました。いのちの大切さについて考える機会を作っていただき、ありがとうございました。