学園日記

夢をあきらめない

公開日
2012/01/27
更新日
2012/01/27

学校生活から

1月26日、ふれあいホールで石黒由美子さんの講演会が行われました。中・高等部(5〜9年)に加えて、来月「2分の1成人式」を控えた4年生、職員、保護者や地域の方が参加しました。
 石黒さんは小学2年生の時に交通事故にあい、顔だけでも540針も縫う大けがをして、一時はもう普通の生活ができなくなるのでは、と危ぶまれました。半年にわたる入院中に見たテレビでシンクロの選手にあこがれ、ついに2008年北京オリンピックにシンクロナイズドスイミング日本代表として出場を果たしました。その奇跡ともいえる半生はテレビ番組でも紹介され、反響を呼びました。
 4〜9年生の生徒は、事前にその番組を見て、今日の講演会に臨みました。講演では、シンクロの衣装を手作りしてくれたお母さんのこと、事故でそれ以前の記憶を失ったが、小さい頃からつけていた「夢ノート」を読み、新たな夢を書き加えていくことで、次々と夢を実現させていったこと、アテネ五輪落選後、一時は心の病にもなったが、あきらめず、感謝の気持ちを忘れなければ夢は叶うことなどを話していただきました。
 つらい体験を、何事もなかったかのように明るく、笑顔で語る石黒さんのお話に、生徒は引き込まれていました。それぞれの心に、自分の夢を思い出し、勇気づけられるすばらしい機会を与えていただき、ありがとうございました。