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ちょうど、ええ

公開日
2010/07/14
更新日
2010/07/14

今日のひとこと

7/14 今日のひとこと
事業規模は、器の範囲内でやるべきだ。
何かうまく行くと、規模を拡大したくなる。
すると、対応できなくなる。

例えば、5人でお店をしていたとする。
そこの商品がヒットすると、2店をだそうとする。
5人ではできないから、新たに5人やとって
2店目を運営する。このとき、新規採用の人が2店目を運営したら、経営のノウハウがないからだめになる。
少なくとも、はじめの店の何人かが新しい店のリーダーとなっていくことである。
それでも、新人の教育に苦しむことになる。
良いのは、はじめの店で5人から8人くらいに増やして、少なくとも1年間教育をしてから新しいお店を出すことである。
もっと長い期間かけて教育するのが、いわゆる暖簾分けである。暖簾分けは、とても合理的な制度である。

何年か前に料理屋では10年間修行してやっとお店をだすくらいがよいという。
数年で一通りの料理を覚えたからと言って、独立した人はだめになることが多いという。
人材育成及び管理、財務管理などそして、腕前の上達などの要因があるからである。

話を戻して、事業規模には適正規模があるということである。
つまり、「ちょうど、ええ」状態を探し、保つことである。
[志水廣の公式ホームページ]