ヒートアップするとずれる
- 公開日
- 2010/07/19
- 更新日
- 2010/07/19
今日のひとこと
7/19 今日のひとこと
筑波大学付属小学校で18年ぶりに講堂で授業をした。
オール筑波の算数部の授業研究会である。現役の教師とOBの教師が一同に会しての研究会である。約800名は参加していたと思う。
紙折りの問題をした。
子どもの思考が速く、きまりを見つけることには熱中した。素晴らしい力であった。自力解決の○つけ法をした。これはまずまず。即座に決まりの文章を読んで声かけをした。
ただし、いくつかの考えが異なった表現でされていて、私の頭がヒートアップした。
練り上げのときに、教師と子どもの思いがずれた。
6回折っていくつになるかについては、解決できた。
でも、途中からの、ずれの部分の修復はできなかった。子どもに寄り添うことの難しさを学んだ。
一番悔やまれるのは、授業中に子どもの欲求をつかみきれなかったことである。
考えの発表をどんどんしたかったらしく、それの根拠になると、トーンダウンした。
この発表をまず優先させるべきだったようだ。
この授業からいくつかの教訓が引き出されるが、子どもが夢中になって解決しているとき、つまり良い意味でヒートアップしたときは、教師はあえて冷静でいなければならないということである。
また、新しい出発である。筑波の算数部に、また授業をともにした子どもたちに感謝したい。
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