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教師になるためには

公開日
2010/07/24
更新日
2010/07/25

今日のひとこと

7/24 今日のひとこと
教師になるためには、
上の3つ。すなわち、1.体力、2.知力、3.心力がいる。
このことは、昨日のHPで書いた。

では、具体的に話そう。
1.体力とは、絶対に休めないということである。子どもが登校してくるのに、教師が休んでいてはどうにもならない。担任のいない教室というのは、かわいそうである。
少々の病気ならば無理してもででくるのが普通の姿である。
次に、立ち仕事というのはかなりしんどいことである。1時間目から6時間目まで立ってみると、それが分かる。

2.知力とは、具体的には、まずは記憶力がいる。教える内容を即座に理解して頭にたたき込むことである。教科書をのぞき込みながら説明するようでは、話にならない。小学校の教科は、8科目ある。毎日、6時間目まで違う内容を教えなければならない。毎日毎日である。前日に即座に記憶しないと、明日の授業にそなえられない。
次に、思考力である。ますば、どんな教材も正しくレシピにしたがって調理しないといけない。でも、最後は、自分の学級の子どもたちに合うように調理しなければならない。そ
れが「思考」力である。
知力を継続させる根源は、勉強が好きということである。

3.心力からの第一は、人間関係能力である。子どもとのコミュニケーション、保護者とのコミュニケーション、同僚・上司とのコミュニケーションの3者とうまくやっていかなければならない。体力・知力があってもコミュニケーションがうまくとれないことは教師としてふさわしくない。相手の思いを受け止めることができない、また自分の思いを伝えることができないとスタートの時点でつまずいている。
心力からの第二は、精神エネルギーである。精神エネルギーというのは、深い愛情である。どうしてもこの子どもたちに分かってほしいという気持ちから、教師の行動が生まれてくる。
結局、子どもが好き、大人も好きでないと勤まらない。
これらの3点ができてこそ、専門職としてのアイデンティティを保つことができる。
[志水廣の公式ホームページ]

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