読書力・読解力の先
- 公開日
- 2012/01/22
- 更新日
- 2012/01/22
今日のひとこと
1/22 今日のひとこと
現在、PISA型読解力の向上がうたわれている。
このためには、本を読む読書力、情報を取り入れ分析する力が求められている。
確かにその通りである。
さて、この先にあるものは何かを考えてみたい。
私は分析だけでよいのか、読み取るだけでよいのかと言いたい。
例えば、読書は大切なことである。知を取り入れるためには必要なことである。
でも、読書というのは、本を読むこと、書かれたことを読むことである。
すると、本がなければ読むことがてきないことになる。
本というのは、書いた人がいる。
それを読んでいるというのは、二次的な側面である。
本を読むのも大事なことであるが、それよりもっと大事なことは本を書くことである。
自分で書くことである。
これには相当の頭を使う。
読むのは、分析すればよい。しかし、書くのは、書く内容を決めて、他人にわかるように書くことが求められる。
しかも、自己満足ではいけない。他人に興味を引くようなことを書かなければならない。
本という形にまとめる作業はすごいエネルギーの固まりである。
なお、本の中には、他人が書いたものをまとめるという形もある。これも力が必要である。
ただし、数冊、読んでまとめるという作業は、所詮他人の書いた物をつなげるにすぎない。自分で知を生み出していないからである。
自分で書くというのは、自分の頭の中の知識をフルパワーでつなげる作業である。
知の創造である。
ここに価値を置くような時代にしたい。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]