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○付け法への招待102 自力解決時の○付け法

公開日
2012/06/06
更新日
2012/06/06

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

自力解決の際の○付け法は、主に二つの場合がある。

本時のめあてを確かにつかみ、解決の見通しが立って、自力解決に突入したとする。

ここからが○付け法は2通りに分かれる。

第1は、スイスイタイプ。
第2は、ギクシャクタイプ。

スイスイタイプは、文字通り、子ども達が自力解決がどんどんできていく。ほんの2人くらいの子どもが困っている状態のタイプである。この2人にヒントの声かけをすればよい。この後の、発表は、簡単なおさえでよい。再度説明は必要ない。

一方、ギクシャクタイプは、子どもが自力解決で悩んでいる状態である。
50%以上、いや70%以上の子どもがなかなか解決できていない。
このとき、教師の○付け法のスピードは落ちる。だから、早めに、○付け法をやめて、再度、方法の見通しを再確認することである。

ギクシャクタイプの授業をすると、教師も子どもも反省する。だけど、待ってほしい。もし、入念な計画をして○付け法を実施したと思っても、予想外のことは起きる。だから、そのときは、気持ちを切り替えて再挑戦すればよい。
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