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○付け法への招待112 成功率90%でも

公開日
2012/08/04
更新日
2012/08/04

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

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月刊「致知」2012年9月号に、岡山大学の佐野俊二先生の(心臓外科)へのインタビューがのっていた。

記者の質問「世界トップレベルの技術を身に付けられたいま、手術で常に心掛けておられることは何ですか」に対して、
佐野先生は、
「自分たちができる最善を尽くすという医者の本質から決して離れてはならないということです。
論理的に成り立たない手術は別ですが、論理的には成り立つけれども難しいというのなら、きっとできるはずだと信じてやります。」
「我々のところのように、新生児の手術の成功率が90%を超えるところは、世界でも超一流施設と言っていいでしょう。でも、実際にはそこで年に二、三人は亡くなっているわけで、亡くなったご両親からすれば、僕は神様でも何でもない。」
「これで自分は医師としてパーフェクトだと思い始めたらそこで進歩は終わりです。二人しか亡くなっていないと思うか、二人もなくなったと思うか、その思い方の違いは後に大きな差となって帰ってきます。」

40人の子ども達に対して、2人を積み残した。できないのは当たり前と考えるのか、2人も積み残してしまったと反省するのかでは大違い。どの子も分かる・できるようにしてあげたい。
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