○付け法への招待122 ノート指導と○付け
- 公開日
- 2012/11/20
- 更新日
- 2012/11/20
算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など
福岡県金田小学校の3年生の授業でノート指導から笑顔が生まれたことの報告がありました。柳沢先生のレポートです。
「Xさんが自力解決の時にノートに何も書けなくて悩んでいることでした。Xさんに「どこで悩んでいるの」と聞くと、「繰り上がりがあって、どう計算すればよいかわからない。」ということでした。みんなにも悩みを聞くと、他の子ども達も同じところで悩んでいることがわかりました。
そこで上記の方法を全体指導で行うことにしました。この方法を全体指導でした後は、子ども達の中で見通しが立ったようで、スムーズに計算を行うことができるようになりました。自信をもつ子どもがだんだん増えていきました。特に普段は計算が苦手でやんちゃなYくんは○をたくさんもらったことで自信をもち、練習問題・プリントとどんどん解き進めました。
さらに、「先生、Zくんに教えます!」と、まだ苦手意識を持っている友達に計算の仕方を教え始めました。それをきっかけに、早く終わった子どもが苦手な子どもにアドバイスをするということが広がっていきました。「できる!」という喜びがクラス全体に広がっていきました。みんなで上昇気流にのっている感じさえうけました。最終的に、全員が練習問題を解き終わり、多い子どもで40問近くの問題を解くことができました。笑顔の花が満開になりました。子ども達のノートを見る事の大切さを実感しました。」
柳沢先生ありがとうございました。
子どもたちが助け合いにまで動くことができました。学び合いではなくて、教え合いです。本当に自信をもつと助け合うのです。上の写真は本時でたくさん問題が解けた証拠です。
さらに詳しいレポートは、授業力アップわくわくクラブのメールブック『悠愉』12月号で報告します。
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