奈良県の高等学校の先生が研究室訪問
- 公開日
- 2013/03/21
- 更新日
- 2013/03/22
今日のひとこと
本日3月21日に奈良県の高等学校の先生である濱田ひろ子先生が研究室に訪問された。
昨年の1学期に語彙研究のことで相談に来られた。それ以来で二度目の訪問である。
濱田先生は、奈良県の長期研修員として昨年の3月に委嘱され、24年4月より県の研修センターで1年間研究されていた。
1学期に来られたときには、志水の語彙研究な゛とについて、ベネッセなどに問い合わせ、志水(と仲間の先生)が研究されていることを知り、尋ねて来られた。
6年前くらいからベネッセとともに組んで算数数学の語彙テストの開発研究を実施した。
その後、語彙の指導について毎年こつこつと授業研究をしてきた。これらを読まれて研究室に来られた。
実際の語彙テストの一部を見せて、濱田先生の語彙テストに役立つようにアドバイスした。
このとき、思ったことは、なんで高等学校の数学の先生が語彙研究に興味関心を持たれたかということであった。質問してみると、高校生でも数学の語彙の意味が不確かなことがしばしばあります。このことを抜きにして数学の学習はできないと日頃から感じておりましたという。そして、志水の研究にぶちあたったのである。
今回、研究のまとめとして、
『数学用語・記号の意味を大切にする視点を育成するための調査研究』という題目でレポートをまとめられた。
高校生1年生の2学期に調査されている。
語彙としては、「自然数」、「絶対値」、「累乗」など、26語を取り出して調査されている。非常に面白い結果がでている。この他の調査も行われている。
そのうち、奈良県の教育研究所がレポートして発表されることになると思う。
私としては、今回報告に来たいと連絡があり、とても律儀な方だと思った。志水らの初期の語彙テストと同じ手法を用いられており、役立ちとても嬉しい。
濱田先生と話していて、高校生に対してもきめ細かな指導が類推された。
ありがとうございました。今後のご活躍を願っている。
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