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「わかること」と「できること」

公開日
2014/05/27
更新日
2014/05/27

今日のひとこと

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5/28 今日のひとこと

こんな質問を受けました。
Q 授業中に算数の解き方について、話し合いをして盛り上がりました。
でも、その後の練習問題では、意外と「できない」ことがあります。
これはどういうことでしょうか。

Ans 確かにそういうことはあります。
これは、「わかる」ことと「できる」ことと区別をするとことが必要だということです。

たとえば、体育科で跳び箱の飛び方を時間をかけて話し合っても、実際の運動ではできるとは限りません。
運転免許の自動車学校でもそううですね。
ハンドルのきりかた、アクセル、ブレーキについて学んだとしても、実際に車を運転してみると、習ったようには動かすことはできません。
算数の授業でも解き方の手順を学んでも、実際に試してみないと本当にできるかどうかはわからないものです。
したがって、どうすればよいかというと、
類題をやらせることです。
私は「試しの一問」と言っています。
これでできることが判明すると、練習問題をやらせてもかまいません。

似たような話として、私はこれだけわかりやすく説明したのにできないことがありますと話される教師がいます。
この事例も「できる」ことを試さないとわかりません。
ちょっとお試しの問題をやらせるようにしましょう。