○付け法への招待145 ○付け法の前提
- 公開日
- 2015/06/28
- 更新日
- 2015/06/28
算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など
○付け法への招待155
こんな話をうかがった。
「○付け法を実践すると、○をつけて、○になったから多くの子どもが挙手をするようになる。
ところが、別の先生がその教室に入って、○をつけなかったらどうなるのか。
今度は手を挙げなくなる現象が見られる」という。
この教室は、常に正解だけを相手に授業してきたからだと分析する。
○付け法の精神は、部分肯定にある。プロセスを見ていくことにある。
だとすると、多くの子どもが途中で困っていて、○がつけられない場合も授業ではある。
だから、こんなときは、困ったことについての話し合いが必要である。
正解主義だけの授業をしていると、不正解の子どもはフリーズしてししまう。
○付け法の前提として、子どもの学びのプロセス、それは正解でも不正解でも引き受けるという風土が不可欠である。