教卓側と児童席側の一線 ○付け法への招待151
- 公開日
- 2016/05/18
- 更新日
- 2016/06/29
算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など
5/18 今日のひとこと
教室は、教卓を横に見たラインと児童の先頭席から後ろまでの席の2つに分けることができる。
教師側を「この世」で、児童側を「あの世」と呼んでみる。
教師が「この世」にいる限りは、授業はとてもやりやすい。
教師の都合でセリフを話していればよいからである。
ところが、児童側の「あの世」に入るには勇気がいる。
何が起きているか分からないからである。
実は、あの世はお花畑の世界である。
子ども達が一生懸命考えた足跡がノートに残されている。
これを見ることは、教師としての喜びである。
こんなに素晴らしいことを考えていたのかと、教師にとって「知」の発見がある。
でも、お花畑でもなかなかできなくてもがいている子どももいる。
その子にとっては、実は地獄の世界である。
教師はどうするべきか。どうしたいか。
そこが問題である。
もがいている子どもにアドバイスして引き上げたいのか、そのまま放置しておきたいのか、どちらなのか。
もがいている子どもを救うことができれば、その子にとってまさにお花畑となり、天国である。
この世とあの世の架け橋は、教師のあなたですよ。