楽しい算数の授業　７月号
特集　夏休みに使える！自習ワークシート集

【総論】
夏休みワークシートの望ましい課題
【学年別実践事例】
［１年］少しずつでも毎日学ぶ習慣を！
［２年］数字を見つけて問題作り
［３年］基礎・基本をしっかりおさえて，算数を楽しもう
［４年］１学期のふくしゅうをがんばろう！

［５年］１学期のまとめ　これでバッチリ！／高松　佐智子
［５年］基礎・基本と考える力の育成を／上野　隆司
［６年］楽しく取り組める１学期の復習／西村　周作
［６年］１学期の学習内容を確実に定着させるワークシート／松本　一純
編集後記

　夏休みには，子どもが自由に自ら学ぶ時間と空間がある。子どもに確かな学力の定着を図る取り組みが可能である。編集部としては，自習ワークシート集を基礎・基本の内容と発展・活用の内容という２つの観点からとらえて原稿をお願いした。
　田上氏には，まず，ワークシート作成に当たっての総論をお願いした。田上氏は，「教師がいない中での取り組み」としての配慮事項を３点述べられている。また，氏の「切手の問題」も簡単だけれど考えさせられる問題である。氏は発展的な問題についてあまりにも凝った問題には注意を促している。即ち，ワークシート作成のためには，イラストを入れたり，吹き出しを利用したり，図解化したり，構造化したりすることが必要という，とてもわかりやすい論旨の展開である。
　具体的なワークシートは，全学年にわたって８人の方にお願いした。それぞれ，基礎・基本問題と発展・活用問題の２種類を用意していただいたので，計16のワークシートがある。これはとても便利である。そのまま印刷して利用可能である。16のワークシートを見ると，内容に重複はない。これほどまで多様な内容のシートがあるのかと原稿を見て驚いた。いずれのシートも田上氏のいうイラスト，吹き出しなどの工夫がなされている。とても充実したワークシート集になっている。執筆者のアイデアのよさを感じとって実際に使ってほしい。これならば子どもが楽しんで取り組んでくれるであろう。
（志水　廣）

［志水廣の公式ホームページ]