愛知県一宮市立尾西第一中学校を訪問 3 数学的活動へのヒント
- 公開日
- 2018/10/05
- 更新日
- 2018/10/05
志水廣関係の講演・学校訪問の報告
愛知県一宮市立尾西第一中学校を訪問 3 数学的活動へのヒント
二次関数の増減と変域(最大値と最小値)を求める授業であった。
上の2つの写真を見てほしい。一次関数のグラフと二次関数のグラフを上で両端を隠していた。この隠すことで、変域に着目させていた。とても素晴らしいアイデアである。
簡単にできるし、変域の最大と最小が見える。
授業後、提案したのは、生徒に紙2枚を与えて、(メモ用紙くらい)、教科書のグラフの上で自分でメモ用紙を動かしてみることである。
二次関数について。
一方を固定しておいて、他方の紙を左右に動かして変域をみるのである。
また、2枚の紙をいろいろに動かしてもよい。
すると、どのような場合に、最大値と最小値が生まれるかを実験できるのである。
見たらわかると言ってもも実際に操作すれば、原点があるときとないときの最大、最小もよくわかる。
1分間もあれば、きまりを抽出できる。
このように、一方を固定して他方を動かしてみるということ自体が数学的な見方・考え方である。