学校日記

中西さんの戦争体験:平和への願い

公開日
2024/09/26
更新日
2024/09/26

授業

平和学習
2年生は9月24日(火)の6限目に、戦争体験をした中西さんからお話を聞きました。中西さんは1924年(大正13年)に大台町で生まれ、今年で100歳になります。戦争を経験し、戦後80年が経った今も毎日6000歩を歩くことを日課としています。

当時の日本では、召集令状が届くと家庭の状況が厳しくても、天皇の命令だから命を捧げるのは当たり前という風潮がありました。
空襲後の大阪は黒焦げた柱が立っているだけで、自分たちで住む小屋(避難所)を作らなければなりませんでした。
防空壕では、攻撃の的になるため明かりをつけることができず、真っ暗な中で地域の人々が優先され、兵隊は外にいました。

戦後3日が経ち、兵器を返納した後、爆雷によって仲間の船が撃沈され、戦友を探しましたが結局見つからず、心残りがありました。このような悲惨な経験を二度と繰り返してはいけないという思いから、中西さんは中学生に戦争の話をしました。生徒たちは中西さんの話に集中して耳を傾けていました。

中西さんの経験は、戦争の悲惨さを伝える貴重な証言であり、次世代に平和の大切さを教える重要な役割を果たしています。