卒業の春を迎えて
- 公開日
- 2008/02/28
- 更新日
- 2008/02/28
校長からのメッセージ
3月は弥生とも呼ばれますが、野山に花を咲かせ露と染めるといわれることから清明、桃月、花見月という異名があります。俳人の中村草田男(1901〜1983)は『校塔に 鳩多き日や 卒業す』と詠んでいます。
さて、まもなく卒業式を迎え、129名の卒業生が東部中学校を巣立っていきます。中学校で身につけた豊かな心、たくましく生きる力、一人ひとりの個性を生かして、未来に向かって夢と希望を持って前進してほしいと願っています。
『僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる』で始まる、高村光太郎の「道程」という詩は、新しい道を自分で切り拓いていく人生こそ、まさに生きがいのある人生であることを教えています。
また、書家であり詩人の相田みつをさんは、「あたらしい門出をする者には、新しい道がひらける」といっています。しかし、その一方で、「道はじぶんでつくるもの。道はじぶんでひらくもの。人のつくったものは、じぶんの道にはならない。」ともいっています。