【全学年】セーザイゲーム ~若き経営者たちの挑戦!~
- 公開日
- 2026/06/19
- 更新日
- 2026/06/19
授業
+7
6月16日(火)の午後、松阪農林事務所の方々にお越しいただき、全校生徒を対象とした「セーザイゲーム」の体験学習を実施しました。
「セーザイゲーム」とは、三重大学と熊野林星会が共同開発したシミュレーション・ボードゲームです。単なる遊びにとどまらず、プレイヤーが製材会社の「経営者」となり、丸太の仕入れから加工・販売までの一連の流れを通して、林業や製材の仕組みを体系的に学べる「木育プログラム」となっています。
生徒たちは、スタート資金の3万円を手にゲーム開始。 序盤は「とにかく丸太が欲しい!」と、木の良し悪しに関係なく競り落とそうとするグループが目立ちました。しかしゲームが進むにつれ、丸太の太さや「節(ふし)」などの個性を見極める目が徐々に養われていきます。
写真の丸太の様子から「価値が高いのではないか」と思われる丸太が登場すると、それを手に入れようとどんどん入札金額が上がり、「本当にその高値で利益が出るのだろうか?」と見ているこちらがハラハラするほどの、白熱した競り合いバトルが発生する場面もありました。
競り落とした丸太は、次に「どのサイズ・どのグレード」の木材として切り出すかをグループで話し合います。
節の有無で価値が変わる: 節がある部分とない部分で、鴨居(かもい)や柱にした際の売値が大きく変動します。
特徴を最大限に活かす: 落札した丸太の個性を活かし、いかに無駄なく、高く売れる切り出し方を考えるかが腕の見せ所です。
切り出した木材を市場価格で販売し、得た利益を次の仕入れ資金に回す。本物の木材の写真を使用しているため、加工技術や市場価値を読むという「リアルな経営判断」が求められます。難しさもありましたが、それ以上に「どうすれば儲かるか」を仲間と真剣に議論し合う姿は、頼もしい若き経営者そのものでした。
飯高地域にとって、「林業」は古くから欠かせない大切な産業です。今回の体験を通して、生徒たちからは「ゲームとして楽しかっただけでなく、競りの疑似体験ができたり、ビジネスの仕組みについて学べたりしたのがすごく良かった」などという感想が多く聞かれました。林業の奥深さを知ると同時に、身近な地域資源の価値を改めて見直す、大変有意義な時間となりました。
最後になりましたが、生徒たちのために貴重なお時間をいただき、丁寧にご指導くださいました松阪農林事務所の皆様、本当にありがとうございました。