飯高中学校区公開研究会
- 公開日
- 2025/02/11
- 更新日
- 2025/02/11
授業
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2月7日の午後より飯高中学校区公開研究会が開かれました。
講師に立正大学臨床心理学科の鹿嶋真弓先生をお招きし、生徒たちの活動をご覧いただき、そのあとでご講演をいただきました。また、校外から17名の方々にご参加いただきました。
まず、5限目に1年生理科「ゆれる大地 日本列島の地震」の単元の授業がありました。
地震の単元が始まり、この日で3時間目だったのですが、1時間目に生徒たちが「地震といえば〇〇」の〇〇に入る言葉について、さらに深く学びたいと思ったことを家庭で調べ学習をし、それを同じグループメンバーにプレゼンをするということをしてきました。そして、3グループある中から代表者を1名ずつ選び、3名のプレゼンを本日の授業で全体に対し行いました。代表者のプレゼン内容のなかにも、他のメンバーが調べた内容が含まれている場合もあり、プレゼン後の補足としてその生徒のスライドもつなげていきながら、1つの学びを生徒たちで創り上げていく時間となりました。
そして、授業の後半に先生から不思議のタネ「地震には、海溝型地震と内陸型地震がある」が提示され、生徒たちはそこで抱いた「問い」をたくさんあげていきます。この問いをもとに、次の授業が展開されていくといった内容でした。緊張しながらも、お互いの学びを深め合う姿が写真からお伝えできているでしょうか。そのなかにも生徒たちが、主体的に学びを深めていこうと夢中になっている様子が感じられます。
次に6限目は、全校生徒がランチルームに入り、鹿嶋先生とともに「問いを創る授業」についてのパネルディスカッションを行いました。パネリストとして、学校からは各学年代表1名ずつと、教員代表2名が参加し、普段の授業で実践している「問いを創る授業」についての意見交流を行いました。今までで一番記憶に残っている不思議のタネについてや、「問いを創る授業」をやってきて、自分の中で変わったことなどの質問に答えていきました。また、フロア(聴衆)の生徒たちにも、将来に向けて今後どのような力をつけていきたいかについても質問があり、「問い」を抱きつづけ、その答えを求め続けることの必要性について深く考えあえる時間となりました。
今年度、2度にわたり鹿嶋先生にお越しいただきました。お忙しい中、本当にありがとうございました。今日のそれぞれの方の学びから、「問いを抱くこと」の重要性が広まることを心から願っております。