「よい」ふりかえりとは・・・?
- 公開日
- 2023/06/22
- 更新日
- 2023/06/22
小学校
3年生の算数の学習では、棒グラフを学んでいます。グラフを学ぶ単元は、1年間の中でも特に少ないため、学んだことを「ふりかえり」として記録していくことが大切です。
ふりかえりでは、自分が感じたこと、わかったこと、疑問に思ったこと、実生活との関連などについて書くことが大切です。以下のふりかえりは、実際に3年生の児童が書いたものです。
A「ちょっとかんたんでした。」
→これでは、感想になってしまいます。今回の棒グラフの単元以外でも、同じ文言が使えてしまうので、もう少しステップアップしたふりかえりにする必要があります。
B「さいしょはやり方がわからなかったけど、やり方がもうわかりました。」
→自分の中での変容が書かれています。ただし、何がわかったのか、最初は何がわからなかったのか、具体的に書くことができると、よりよいふりかえりになります。
C「1めもりの大きさが大事なことと、めもりのとり方で、同じグラフでも見え方がかわることを知りました。」
→何がわかったのか、具体的に書かれており、よいふりかえりです。
D「はじめてぼうグラフをしたとき、1めもりの数がぜんぜん分からなかったけど、かけ算やわり算をして計算したら、1めもりの数がすぐに分かるようになってうれしかったです。」
→今までに学習したことと関連付けて書かれており、これもよいふりかえりです。
このように、ふりかえりを書くときは、「具体的に」書くことで、よりよいものになっていきます。回数を重ねていくことで、ふりかえりの書き方もどんどん上達していきます。ご家庭でも、「今日の算数どうだった?」「図工でどんなことをした?」など、お子様とのやりとりをしていただけると、それもふりかえりにつながります。