「なりたい自分」を求めて
- 公開日
- 2007/05/30
- 更新日
- 2007/05/30
生活
「人間は強くなるために、弱く生まれてきている。」
この言葉は私のような年齢にも言えることですが、人は幾度となく目標を立て、それが目標倒れになったりすることが少なくありません。だから、1度や2度うまくいかないからといって諦めていてはいけないのです。なぜなら、誰もがそういう弱い心と闘いながら毎日を生きているのですから。
人間には「なりたい自分」と「なれる自分」があるといいます。「なりたい自分」とは、身の回りの社会や、自分の趣味、考え方など全ての場面で、努力して「あのようになりたい」と思う生き方のことです。「なれる自分」とは、今の自分の延長として、努力を要しなくてもなれる、そのままの自分のことです。
この「なりたい自分」をハッキリ描けていない人は、物事に挑戦したり、自ら学び取ろうとする意欲が感じられません。私が、着任式で見た全校生徒の姿はとても立派で印象的でしたが、最近の学校生活を見ていると、自ら動くのではなく、時間や他の人に流されている人が増えて来ているのではないかと心配しています。
私たちはみんな平等に同じ時間を生きていますが、「なりたい自分」を見つけてなりふり構わず努力している人は、自分自身も「充実感」を感じられるし、端から見ても魅力的に感じるものです。
さあ、もっと魅力的な生徒と教師がいる、素敵な魚中を創ろう!(学校だより より 教頭 浅野 貴路)