学校日記

2月19日の給食

公開日
2008/02/19
更新日
2008/02/19

給食室

ミルクパン
牛(ぎゅう)乳(にゅう)
とりぞうすい
ハタハタのから揚(あ)げ
キャベツとコーンのソテー




「ハタハタ」について

 ハタハタは、秋田県(あきたけん)の魚(さかな)です。うろこがないのが特徴(とくちょう)です。
さて、ハタハタにまつわるこのような話(はなし)があります。
 その昔(むかし)、弘法大師(こうぼうだいし)がある漁村(ぎょそん)にたどりつくど、村(むら)人(びと)たちが集(あつ)まって深(しん)刻(こく)そうな顔(かお)をしていました。みんなで命(いのち)を絶(た)とうとしていたのです。訳(わけ)を訪(たず)ねると、魚(さかな)が全(ぜん)然(ぜん)獲(と)れないから生きていけないと嘆(なげ)いていました。そこで、お坊(ぼう)さんが村(むら)人(びと)を励(はげ)まそうと、海(うみ)にむかってお経(きょう)を唱(とな)えてからこういいました。「私(わたし)が去(さ)った後(あと)、必ず魚(さかな)が獲(と)れるので死(し)なないで待(ま)つように」と。そう言(い)い残(のこ)し、お坊さんはその村(むら)を去(さ)りました。それから村人(むらびと)達(たち)はお坊(ぼう)さんの言葉(ことば)が本当(ほんとう)かどうか不安(ふあん)そうに待(ま)っていました。2.3日後(ご)、海(うみ)に魚(さかな)をとる網(あみ)を入れたら、今(いま)まで見た(み)事(こと)もないうろこのない魚がどっさりとありあまるほど獲(と)れ、飢(う)えをしのぐことができました。村人(むらびと)は弘法大師(こうぼうだいし)に感謝(かんしゃ)しこの魚に、神(かみ)が与(あた)えてくれた魚(さかな)という意味(いみ)の文字(もじ)の漢字(かんじ)をあてたという説(せつ)もあります。
 ふだんあまり食べることのない、珍(めずら)しい魚(さかな)だと思(おも)います。日本海(にほんかい)でとれるハタハタのことをみなさんに知(し)ってもらえたらと思います。