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【学校だより:校長巻頭言】これからの時代のロールモデル ~ パリ五輪を見ながら思ったこと

公開日
2024/09/03
更新日
2024/09/03

お知らせ

日中の教室はエアコンの有り難さを実感しますが、朝夕は暑さもずいぶん和らぎ、心地よく響き渡る虫の音色に少しずつ秋の気配が感じられるようになりました。

2学期が始まって10日ほど経ちましたが、留小っ子たちは毎日元気いっぱい。子どもたちのにぎやかな声が響き渡る校舎はやっぱりいいものです。

学校の「主役」は子どもたちなんだと改めて思います。先月23日の始業式では、いくつかの質問をしながら夏休みを振り返ってもらいました。

「この夏休み、楽しい思い出がいっぱいできた人?」という問いかけにたくさんの子どもたちの手が天井に向かってビシッと挙がりました(壮観)。

花火大会を見に行った、少年団で合宿した、家族で旅行やキャンプに行った、バーベキューをした、プールに通った、お父さんとゲームで対決した…など。

始業式が終わった後も多くの子どもたちが30日間のエピソードを教えてくれました。

どの子にとっても充実した夏休みだったことがうかがえました。

さて、今年の夏は花の都・パリで開催されたオリンピックが世界中を熱狂させました。

私も睡眠不足になりながらTVの前で声援を送りました。

とりわけ印象深かったのは「スケートボード」。若い選手たちの自由でダイナミックなパフォーマンスは見ていて心を揺さぶられましたし、新しい時代の到来を感じさせてくれました。

「ノーズグラインド…」「フロントサイドハーフ…」など、"トリック"の名前は全く覚えられませんが(苦笑)、高度な技を次々と繰り出す選手たちは、まるで重力を超越しているかのようでした。

でも、それ以上に私の目を釘付けにしたのは「失敗を恐れず、常に挑戦することをやめない」「失敗しても決して下を向かない」「メダルを争うライバルであっても互いを認め、励まし合いながらベストパフォーマンスを追い求める」選手たちの姿です。

そこには悲壮感は微塵もなく、競技中も笑顔があふれていました。

TVを見ながら、こうした選手たちの姿勢は、まさにこれからの時代を生きる子どもたちにとって、格好のロールモデルと言えるのではないかと思った次第です。

留小に通う子どもたちもそれぞれの目標に向かって日々努力をしています。

教室には2学期の個人目標やめあてが掲示されていますが、ぜひ留小っ子たちもこうした選手たちのように、自分の目標に向かって粘り強く努力し続けてほしいと願っています。

学習や係・委員会活動、学校生活の過ごし方など、どのような場面でも、失敗を恐れずにチャレンジし続けることが成長の鍵となります。

2学期は学校行事も多く、学習以外でも子どもたちが成長できる機会がたくさんあります。

保護者の皆様には、子どもたちが自らの目標に向かって積極的に取り組む姿を温かく見守り、支えていただきたいと思います。

そして、子どもたちがチャレンジして得られた達成感や成長をともに喜んでいただけたら幸いです。

私たち教職員一同も、子どもたちが安心して毎日元気よく学校生活を送ることができるよう、精一杯力を尽くしてまいります。
2学期も本校の教育活動に対するご理解とご協力をお願い申し上げます。(校長 秋葉 良之)