学校日記

月曜朝会:「大切にしましょう!」

公開日
2006/02/13
更新日
2006/02/13

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 今日は『大切にしましょう!』というお話をします。「え、何を大切にするの?」と思う子がいるかもしれませんね。
 まず最初に、この数字「27」は何でしょう。6年生はわかりますよね。そうです。6年生がこの三宅村立小学校に小学生として登校してくる日数なんです。27の横に+1と書いてありますが、これは1年生から5年生までが登校する日数です。「あと28日」しかないんですね。ですから、皆さん毎日毎日を大切に過ごしてほしいと思います。残念ながら「時間」はどんどん過ぎていってしまうものです。だれも時間を止めることはできません。だから、どうせ同じ時間を過ごすのならば、有意義に無駄なく過ごしてほしいですね。無駄なく過ごすというのは、どういうことかというと「やるべきことをきちんと一生懸命行うこと」だと思います。
 では、次の数字「378」は何でしょう。実はこの数字は去年の2月1日から今日までの日数なんです。5年生担任の水尾先生と先生は、他の先生よりも少し早く三宅島に来ました。「島に戻っていいですよ。」という許可が下りた日、つまり去年の2月1日です。島に帰ることを待ちわびていた人たちといっしょに島にもどりました。今でもしっかり覚えています。朝、船が島に着き、船から降りる島の方々はみんなさん泣いていました。無理もありません。4年半もふるさと三宅島に帰れなかったのですか・・・。その気持ちを考えると先生も胸がジーンとしました。そして、「よし、どんなに辛いことがあってもがんばろう。」という気持ちになりました。それからは、水尾先生と協力して毎日そうじをしたり、ごみを捨てたり、これから来る先生方の引っ越しの荷物等を運んだりしていました。その頃は、今みたいにこんなにたくさんの人が島の中にいませんでした。開いているお店屋さんの数も少なかったです。3月中旬になると、秋川での引っ越しを終え、他の先生方もやっと島に来ました。それからも毎日、先生方と協力して皆さんを迎える準備をしました。廊下、教室のそうじ、床みがき、ゴミ捨て、机やイスも磨きました。とにかく、いろいろなことをしました。何しろ4年半も使わなかった学校ですから、とても汚れていました。どの先生方も、手にマメをつくりながら汚れを丁寧に落としていきました。それは、皆さんにいやな思いをさせたくない。勉強や遊び等を安心してできるようにという気持ちがあったからです。
 最後に、この数字「25」は何でしょう。この数字は、今作っている新しい校舎ができる上がるまでの日数なんです。もうすぐですね。そこで大切にしてほしいのです。この「学校を校舎を・・」。これから来年も、5年たっても、10年たっても、20年たっても、ずーとここでたくさんの人が勉強していくのです。大切にするということは、学校のいろいろなものを丁寧にあつかったり、そうじを一生懸命行ったり、たくさん考えられると思います。皆さん一人ひとりが「ありがとうございます。」という気持ちを忘れないで、生活していくことが大切ではないでしょうか。
 さあ、今週も勉強に、遊びにとがんばっていきましょう。
                三宅村立三宅小学校 副校長 渡邉 慎吾