3年生:三宅産マユからの糸取り
- 公開日
- 2005/09/14
- 更新日
- 2005/09/14
3年生
三宅島では長いこと畑が放置されていたり、多くの木々が火山ガスで枯れてしまったりしたため蝶の数も減ってしまい、春にモンシロチョウを見つけることができませんでした。
そこで、一学期、理科『ちょうをそだてよう』の学習では、カイコを育ってて来ました。幸い、火山ガスに負けずに残った桑の木がありましたので、カイコはタマゴから毛子、幼虫、マユ(さなぎ)へと順調に育ち、羽化そして交尾・産卵も観察することができました。
昨日の授業参観では、羽化させずに残しておいたマユを使って、総合的な学習の時間の中で糸取りを体験しました。糸を巻き取るための糸巻きも、木材を組み合わせて事前に作っておきました。お湯につけてマユのセラシンを溶かし、糸をほぐしてから巻き取りました。10個のマユの糸を一本に撚って巻きとりました。児童はどんどん出てくる糸の長さに驚いていました。授業を見に来られていた保護者の方からも、「糸が光っていて綺麗。」との声が上がっていました。