校長室だより
- 公開日
- 2012/06/04
- 更新日
- 2012/06/04
校長室から
6月4日(月)金星の話
今日の児童朝会では金星の話をしました。「金星について何か知っていることはありますか。」と聞くと、2年生がさっと手を挙げ、「太陽から2番目に近い星です。」と答えました。「よく知っているね。では、1番近いのは知っている。」と聞いてみると、「水星です。」とすぐに答えました。水・金・地・火・木・土…を知っているのでしょう。なかなかです。
金星は、大変地球と良く似ている惑星で、「ふたご惑星」と呼ばれたり、「地球になれなかった惑星」とも呼ばれています。大きさも、重さも、少し地球より小さいくらいで、ほぼ同じだからこう呼ばれているのです。大きな違いは、地表の温度が470度くらいということです。それと、明け方に東の空に見える明けの明星、夕方に西の空に見える宵の明星は有名です。英語でビィーナス。ビィーナスとは、愛と美の女神ですが、金星が美しく光るから、こう呼ばれているのです。
その金星が、あさっての6月6日(水)に太陽面を通過します。地球・金星・太陽が一直線状に並び、地球から見ると金星が太陽の中にあるように見えます。小さな黒い点なので、肉眼で見えるかどうかと言われていますが、挑戦したいと思います。太陽の中心に1番近づくのは、10時29分から10時30分。ちょうど中休みの時間帯なので、子供達と一緒に見ることができます。でも、金環日食の時と同じように、太陽を見るわけですから、そのまま見てはいけません。必ず日食グラスを付けて、見るように話しました。忘れずに日食グラスを持たせてください。前回は、天気が良くなかったですが、今回はどうでしょう?なんだか、台風も近付いていますが…。次回見えるのは、2117年、105年後だと言うので、何とか見たいものですがどうでしょう。