校長室便りNo.26
- 公開日
- 2016/04/26
- 更新日
- 2016/04/26
校長室から
特別支援教育のお話です。
ある授業で、担任が計算問題をいくつも並べて書きました。子供たちは順にノートに写しながら問題を解いていきます。
ある児童は問題を写しながら他の問題も気になって仕方がありません。問題の途中で他の問題を見るものですから問題を正しく写すことができません。書いた問題が正しくないのですから答えは合いません。授業がつまらなくなってきます。困ってしまいました。
今年度から開級した通級指導学級の先生がそれを見ていてiPadを取り出しました。黒板の問題を画像に撮り、必要な問題だけを拡大してその子に見せてあげたのです。するとその子は正しく問題をノートに書き、正確に解くことができました。
一斉授業では苦しいお子さんも、特別な支援をすることで学習に取り組むことができるようになります。