校長室便りNo.212
- 公開日
- 2017/01/08
- 更新日
- 2017/01/08
校長室から
昨日は1月7日、「七草がゆ」をいただく日でした。みなさんは食べましたか?
なぜ七草がゆなのか気になったので調べてみました。
1月7日は「人日(じんじつ)の節句」という五節句の一つです。
古来日本には、雪の間から芽を出した若菜を摘む「若菜摘み」という風習がありました。中国では前漢時代に、元旦は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人、8日は穀と、それぞれを占って新年の運勢を見るととも占いの対象となるものを大切に扱っていたそうです。中でも、7日の人の日は、人を大切にする「人日」という節句でした。また、唐の時代には、人日の日に七種類の野菜を入れた汁物、「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」を食べて、無病息災を祈りました。
日本には平安時代になり、中国の風習や行事が、多く伝わってきました。すると「若菜摘み」と「七種菜羹」の風習が交わって「七草粥」が食べられるようになったちうことです。そして、江戸時代になると、幕府が「人日の日」を「人日の節句」として五節句の一つと定めます。
これによって「1月7日に七草がゆを食べる」という風習が、 民衆に広がり定着した、と言われています。
※諸説あるようですが分かりやすい部分を引用しました。
無病息災は昔も今も変わらぬ願いです。今年一年健康で過ごせるよう頑張りましょう。