本日、放送による朝礼を行いました。
写真は、上から順に放送朝礼中の1年生・2年生・3年生の教室の様子です。
全校生徒が集まり対面( 生徒の顔を見ながら )で話をする朝礼は、今なお感染防止の観点から実施していません。
今日、学校に出勤し、正門を過ぎたところで、反対側の門から登校してきた3年生の男子が、大きな声で「 おはようございます。」とあいさつをしてくれました。とてもうれしく感じると同時、良い習慣が身についているなぁと感心しました。
以下、朝礼で話した内容になります。
あはようございます。
学校が再開し、1ヶ月半、すでに7月も中旬となりました。学校での新しい生活様式の中ですが、少しずつ活気ある学校生活が戻りつつあります。
今日は、改めて飛鳥中学校に通う生徒、飛鳥中生に身に付けてもらいたい「基本的生活習慣」について話したいと思います。
つづきは、【おりたたみ記事・ここをクリック】に掲載しています。
校長:高田勝喜
言うまでもなく学校は勉強する所ですが、その「勉強」は、各教科の学習だけではありません。
近い将来社会に出たとき、信頼を得るために必要とされる一般常識を身に付けることも、大切な勉強の一つです。
今から皆さんにお話しする「基本的生活習慣」は、言い換えれば「社会的信頼を得るための最低条件」と言えるかもしれません。そして、私はそれらの頭文字をとって【あ・じ・み・こ・し】と呼んでいます。
まず【あ・じ・み・こ・し】の【あ】は、挨拶の【あ】です。
気持ちの良い挨拶を、自分からするように心がけているでしょうか? 人に挨拶されたら、きちんと返していますか?
人とのコミュニケーションの第一歩として、気持ち良い挨拶ができるよう習慣付けてください。
体育の授業や部活動では、とても元気な声が聞かれます。そのときだけに留めず、学校生活において元気な挨拶が飛び交う飛鳥中を目指しましょう。
次に【あ・じ・み・こ・し】の【じ】は、時間の【じ】です。
集団生活や人との関わりの中で時間を守らないと、それは他者の大切な時間を奪うことになるということを知っておいてください。
時間を意識し、自分にとっても周囲の人にとってもかけがえのない時間、二度と取り戻すことのできない時間を大切にする習慣をつけてください。
【あ・じ・み・こ・し】の【み】は、身だしなみの【み】です。
学校生活という公的な時間・公的な空間で守るべき身だしなみと、プライベートな時間・プライベートな空間で楽しむおしゃれを区別し、しっかり使い分けられるようにしましょう。
公の場、オフィシャルと私的な場、プライベート、時と場所をわきまえた身だしなみが心がけられる飛鳥中生であってください。
【あ・じ・み・こ・し】の【こ】は、言葉遣いの【こ】です。
話す相手、話す場所、話す状況にふさわしい言葉遣いを心がけてください。
言葉には、その人の考えや思いだけでなく、その人の品格が現れます。
少なくとも「ウザい」「キモい」「死ね」「消えろ」など、相手を傷つける言葉、自分の品格をおとしめる言葉は、人に対して絶対に使わず、飛鳥中から根絶するようお願いしておきます。
【あ・じ・み・こ・し】の【し】は、姿勢の【し】です。
一日の生活の中には、意識して姿勢をつくらなければならない場面もあります。人の話を聴くときの姿勢、授業を受けるときの姿勢、食事をするときの姿勢…。
「姿勢」という言葉には、「体の構え」と「物事に取り組む態度」と2つの意味があります。形としての姿勢・物事に臨む態度としての姿勢、この両方を大切にしてください。
以上の【あ・じ・み・こ・し】は、あらゆる社会で要求される基本的生活習慣です。
ぜひ、飛鳥中生には、日頃からこの【あ・じ・み・こ・し】を意識し、学校生活を送り、身につけてもらいたいと思っています。
以上で、私の話を終わります。