会長代理挨拶

会長代理挨拶   東京都公立小学校長会 会長代理 佐藤友信


R7定期総会会長代理挨拶

         東京都公立小学校長会会長代理
              佐藤友信
           (江東区立東陽小学校)

東京都公立小学校長会 会長代理の佐藤 友信でございます。

東京都公立小学校長会では、持続可能な校長会運営を目指し、より関係機関との連携強化を図るとともに、会長の負担軽減も鑑み、昨年度から「会長代理」を新設しました。全国的なことを会長が、東京都の関係を会長代理が中心となって行うよう組織を改編いたしましたので、私からご挨拶を申し上げます。

昨今、学校現場を取り巻く環境はますます複雑さを増し、多様化したニーズや価値観に応えることが求められています。教育活動の再構築、教職員の働き方改革、保護者・地域との協働、そしていじめや不登校といった課題への対応と、私たち校長にはこれまで以上に多方面にわたる判断力と対応力が問われております。

こうした時代だからこそ、校長としてのリーダーシップの本質が改めて問われています。厳しい中にも、確かな信念と使命感を持って学校経営にあたること。教職員を信じ、支え、そして子どもたち一人ひとりの「今」と「未来」に責任をもつこと。それが、私たちに与えられた役割であると、強く感じております。

昨年末には次期学習指導要領改訂の基本となる中央教育委員会諮問が出されました。

時代の不確実性が高まる中、主体的に学びに向かうことができない子供の存在、不登校児童生徒、特別支援教育対象となる児童生徒等、多様性を包摂し、可能性を開花させる教育の実現が喫緊の課題とされています。

都小の歴史を見つめると、教育はいつでも、山積しているとされる課題をチャンスと捉え、数多くの努力と挑戦を積み重ねてきています。今ある課題もまた、教育の本質を実現するために乗り越えていく指標です。

そして私たちもまた、コロナ禍という大きな課題を乗り越え集う、力強い同士です。令和7年度を校長として向かえる私たちの粉塵努力なしでは、コロナ禍を乗り切ることはできませんでした。私たちもまた、都小の歴史の一員なのです。

脈々と受け継がれてきた熱量のバトンを受け継ぎ、粘り強く、協働の精神をもって、東京都の学校を元気に、子どもたちを幸せにしていきましょう。熱量をつないで一枚岩となり、つながりを強化して都小の新たな歴史をつくっていきましょう。どうぞよろしくお願いします。