学校日記

7月の全校朝会

公開日
2017/07/03
更新日
2017/07/03

校長室

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 7月に入りました。本日は、人権について子どもたちに次の話をしました。
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 私たち人間は、「生まれながらにもっている自分らしく生きる」権利があります。権利っていく難しい言葉を使いましたが、権利っていうのは、幸せになることができる力なんです。
 だから、みなさんはこの力を上手に使い、しかも人のために使うことが、人間社会では大切なんです。
 そして、みなさん一人一人は、みなさん一人一人の人生の主人公です。それは幸せに生きる権利なんです。これを自由ということもできます。
また、みなさん一人一人は、人間として同じ、人間のねうちとして同じのです。これを平等ということができます。
 今日は、この「人権」について考える日にしましょう。また、「自由」とか「平等」といった言葉を知り、みなさんが互いに邪魔することのできない「権利」として、お互いがお互いのことを考えて行動できるようにしましょう。
 実は、「人権」は、一人の個人として大事にされるものですが、お互いの人権を大事にすることでもあるのです。
 ひとりも大事。でも、みんなも大事なのです。それが人権です。
だから、ひとへの差別はいけません。命を粗末に扱うことはいけません。
いじめはいけません。いけないとされていることをすることはいけません。
 
 みなさん。自分の権利が認められているということは、他人の権利も大切にするということです!他人の権利をないがしろにしてはいけません!だから、それに反することがあったら、先生方もみなさんも注意していいのです。注意されたら、しっかりと受け止め、今度から気をつけることです。 

 最近、トイレの使い方が気になる、靴置き場の使い方がよいとは言えない、学習時間中に廊下を通るときの気配りが足りない(平気で大きな声を出す)、おそうじの時間のときのおしゃべり(心を込めたおそうじができているのか)、道具の使い方、特別教室の使い方などが気になる、などという声を先生方から聞いています。

 もし、心当たりがあると思う人は、気付いて直すことができます。直してください。
 これらのことについて、その都度担任の先生からお話があったり気を付けるための呼び掛けがあったことと思います。みなさんは、そのことを真剣にとらえて、そして考えていてくれていると信じています。だからこそ、もっと深く考えることでよりはっきりと物事を判断できるような気がします。
 
 改めてみなさんに呼びかけます!!
 いじめはいけません。許しません! 
 もし、「いじめ」があったときは、先生方全員が解決のために動きます。
 いじめを解決することはとても大事なことなのです。なぜなら、いじめは「だれ1人幸せにしない」からです。
 もし、今日もどこかで上所小の子どもたちがかかわった「いじめ」が起きているとすれば、かかわった人ばかりでなく、みなさん全員に自分を振り返ってもらいます。先生方も同じです。
 いじめがあると、とても心が痛みます。そして、お家の人も含めて多くの人が、心を痛めます。みなさんは、人の苦しみが見えますか。見ようとしないといけないのです。感じようとしないといけないのです。いじめは「誰1人幸せにしない行為」です。
 私たちは、見逃してはいけません。失敗を笑ったり、自分の考えと違っているからといって、その人を仲間はずれにしたりしてはいけません。
 これは、みんなで取り組まなければならない大切なことなのです。
 
 また、言葉づかいが乱れていないかチェックしてください。
 最近、みなさんの言葉づかいと乱暴な物の使い方が気になっています。
 言葉づかいの乱れは、生活の乱れと関係がありますという話をよく聞きます。そして、「物の使い方ばかりでなく、靴の置き方やトイレの使い方と関係がある」。それはうそではないと、私は思います。

 また、人の靴をかくしたり、いたずらをしたりする人がいたら、それは、その人に心の乱れがある証拠です。人の物は、人の財産です。人の財産とは、人の命です。だから、人の物は人の命なのです。命につながる大切な物なのです。大切なものは、乱暴にしないでください。


 先生方は、言葉づかい、何気ない行動や表情、物の取り扱い等を注意して見守り、気になることはその場でしっかりと指導していきます。そして、指導したことをみなさんの日常生活で確かめます。
 学校で、先生方やお友だちから注意されることがあったら、すぐに直しましょう。ほめられたら、続けてみてください。ここにいるみなさんが、学校生活を笑顔で過ごしていることが何よりも上所小の誇りです。そして、みんなが幸せになれることなのです。

 がんばりましょう。 大切なお話をおわります。
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 これからも、子ども一人ひとりが大切にされる学校づくりに励んでいきます。

校長 遠藤 英和