Jアラート対応訓練
- 公開日
- 2017/09/05
- 更新日
- 2017/09/05
校長室
上所小において、緊急情報「Jアラート」を受けた避難訓練を行いました。
8月29日朝、弾道ミサイル発射情報「Jアラート」の後、こういう行動をとろうと判断できた人はいたでしょうか。「何もできない」という声が世間では多いと思います。
さて、学校の教育現場で、私たちが何をすべきなのかを考えました。
Jアラートによる情報の後、猶予は数分です。できるだけ迅速に避難すること、助かる確率の高い避難場所を探すこと、持ち物(ハンカチ、赤白帽)を生かすこと、弾道ミサイル落下物には近付かないことなど、子どもたちに訓練を通して学ばせようと考えました。
『自分の命は自分で守る』ことのできる人になってほしいと思います。
校内の教職員と検討し、校内に22カ所の避難場所を設置し、そこには学校のキャラクター「ふたばちゃん・ふたばくん」の貼り紙をしました。
学校生活のどんな時間帯であっても、その貼り紙のあるところに向かうことを学んでほしいのです。
避難に完璧はありませんが、よりよい選択で「生き抜く」ことを考えられるようにしましょう。登下校も同様です。
心配な日々が続いています。みんなで教え合っていきましょう。
<付記>
*当日は、上所小の避難訓練のようすがTVでも取り上げられました。
以下、Jアラート対応訓練にて、児童へ伝えた話です。
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みなさん、避難訓練はうまくできたでしょうか。先生方のお話をしっかりと聞いて、慌てずに行動できましたか。
今、その場所で、私の話を聞いてください。
今日の訓練は普段とちがって、ほかの国から弾道ミサイルが飛んできたという、緊急情報「Jアラート」による避難訓練でした。避難する時間はわずか数分しかとることができません。
できるだけはやく避難する必要があります。
できるだけはやく助かる確率の高い場所へ避難する必要があります。
みなさんが学校にいるとき、どこに避難すればよいのかという避難場所の確認と、避難のときに気をつけることを知ることが今日のめあてです。
落下地点の予測によっては別の避難場所へ動くことも考えられます。
どんな状況でも、私たちは「自分の命を自分で守る」ことを行動できるようにしましょう。
みなさんは今、ハンカチをもっているでしょう。そのハンカチで口と鼻を覆って避難できます。
みなさんの机の脇に赤白帽があるでしょう。その帽子をかぶって、さらに身を伏せて頭を守ることができます。
みなさんは、そういう行動ができる子になってほしいのです。
この訓練でわかった反省を生かして先生たちもさらに、どんなことに気をつけたら良いかを考え、みなさんに伝えます。
今、みなさんのいる「ふたばくんふたばちゃん」の場所は、飛び散った窓ガラスから、そして、爆弾の熱風と爆風から身を守るための場所なのです。もし、休み時間・放課後に緊急放送が流れたら、近くにある「ふたばくんふたばちゃん」の場所に避難してください。
今日は、一生懸命に訓練に取り組んでいました。立派です。お話を終わります。
校長 遠藤 英和