2学期終業式講話(3/18)
- 公開日
- 2013/03/21
- 更新日
- 2013/03/21
校長室
今日、いくつかの表彰ができました。どのお友達も嬉しそうでした。そして、とても立派でした。頑張った上所小学校の皆さんに賞状を渡すことは、とても嬉しいことです。
ところで、昨年の4月6日、始業式で私が皆さんにお願いしたことが三つありました。覚えているでしょうか。
一つ目は、弟や妹にお手本を見せてほしい。二つ目は、元気な挨拶をしよう。三つ目は、新しいお友達に、優しく親切にしてほしいということでした。皆さんは一年間でどれ位できたでしょうか。
一つ目の「弟や妹にお手本を見せる」ことはどうでしょう。これは、学年が上がるにつれて「できたよ」という人が多くなる、そう思っています。6年生は特にそうでしょう。全校のリーダーとして、委員会や学校行事など様々な場面で「お手本」を見せてくれました。
その6年生の活躍の様子を5年生も見習っています。4年生もそうです。6年生を送る会での5年生の活躍の様子をしっかり見ていました。お手本があるから、目標ができます。そして、目標がはっきり見えると、努力できるのです。
二つ目の「元気な挨拶」はどうでしょう。朝、玄関で挨拶をしていると、どの学年の挨拶がよいかよく分かります。特に、黄色い帽子をかぶった1年生の挨拶がいいと思いました。「おはようございます」ととても大きな声です。気持ちよい挨拶で、朝から嬉しく元気になります。
元気な挨拶は家でも大切です。お父さんやお母さん、お家の人におはようございますと言えましたか。皆さんを見守ってくださる地域の人にたちにも、元気な挨拶ができたでしょうか。
三つ目の「新しいお友達に、優しく親切にする」はどうでしょう。上所小学校には、新しいお友達がたくさん来ます。今年度の転入生は36人でした。そんな新しいお友達に、優しく親切にできたでしょうか。
2年前の3月11日、東日本大震災では、多くの人々が被害に遭いました。原子力発電所の事故もあり、今も福島県から新潟市にたくさんの方々が避難しています。3月10日で2300人でした。そういう避難してきたお友達、困っているお友達には、特に優しく親切にしてほしいと思います。
最後に少し寂しいお話です。この3月末に上所小学校から18人のお友達が転校することになりました。転校する皆さんには「ふるさと上所の心」を忘れないでほしいと思います。多少苦手なことでも、不得意なことでも、諦めずに頑張る「上所小学校の子ども」であり続けてほしいと願っています。
さて、今日で平成24年度が終わります。この1年間で一人一人が立派に成長できたと思います。明日22日は、卒業式です。私は、立派な卒業式にしたいと願っています。立派な卒業式です。立派とは、心を込めると言うことです。上所小学校のリーダーとして頑張ってきた6年生の皆さんを、心を込めてお送りする日にしましょう。
文責;校長 森 正司