５月２６日は，私たち上所小学校の創立１４０周年記念大運動会でした。私はこの運動会で，心が熱くなるたくさんの感動をもらいました。
　感動したことの一つ目は，決して諦めることなく，最後まで戦い抜いた皆さんの姿です。特に，競技の部では，赤白とも，どちらが勝ってもおかしくない，すばらしい走りや戦い，感動的な競技を見せてくれました。スローガンのとおり，優勝目指して熱くなってくれました。
　最後は，紅組１５４０点対白組１６０２点。僅か６２点差です。でも，その前，４年生全員リレーが終わったところでは，紅組１４４０点，白組１４２２点で、紅組の１８点リードでした。本当に高学年の紅白対抗リレーが終わるまで、勝敗が分かりませんでした。紅組、白組とも、上所小学校１４０年の底力を見せてくれたことに心から感動しました。

　感動したことの二つ目は、応援の素晴らしさです。紅白の応援合戦の素晴らしさはもちろん「いうことなし」です。A.Aさん、Y.Sさん，どちらの応援団長の声も，私のいる本部席によく聞こえました。応援団リーダーの指示のもと，紅組も白組も心を一つにして一生懸命に応援していました。
　また，５・６年生が競技でいなくなっても，３・４年生の応援リーダーが立ち上がり，精一杯声を出していました。特に，「団長がんぱれ」「リーダーがんばれ」と１・２年生が体を前に乗り出して，倒れそうになる位の姿で声を張り上げている様子に感動しました。
　応援席以外でも元気な応援がありました。足のけがで一日中競技に参加できないKさんも，本部席の中から精一杯の応援をしていました。

　三つ目は，スローガンや運動会旗づくり，放送や用具など各係の活動の素晴らしさです。それぞれの担当が自分の役割を自覚し，やるべきことを一つ一つしっかりとやってくれました。
　運動会のスローガンは，総務委員会が担当してくれました。全校から募集し，最高の一つに纏めてくれました。　運動会旗は高学年の代表７名による大作です。Y.Tさん，R.Sさん，K.Sさん，M.Kさん，S.Oさん，M.Yさん，T.Iさんの７名です。大変素晴らしい作品ですから，児童玄関に掲示するようお願いしました。
　足のけがが治っていないAさんも，放送担当として自分の役割をしっかりと果たしてくれました。放送だけではありません。出発・決審・用具・得点など５・６年生の担当が，自分の役割を自覚し，やるべきことをしっかりとやってくれたと思います。本当に感動しました。

　さて，今日から６月。衣替えの季節，梅雨の季節，プール水泳の季節です。給食室前の掲示板も，６月をたたえる「あじさいの花」の展示となりました。
　６年生は，明後日の３日から修学旅行に出かけます。５年生は１０日から胎内自然教室が始まります。５年生，６年生とも，この運動会で見せてくれた高学年としての立派なリーダーシップと，決して諦めることのない頑張り，そして凜とした姿勢を忘れず，素晴らしい修学旅行，自然教室にしてほしいと願っています。