【コロナに負けるな! メッセージリレー】 12
- 公開日
- 2020/05/07
- 更新日
- 2020/05/07
お知らせ
【第12走者】 理科教員一同です。
今日は新型コロナウイルスのニュースを科学の視点で見てみましょう。
1年生では、単元1で光学顕微鏡の使い方を学習します。新型コロナウイルスは100〜200nmと大変小さいため、光学顕微鏡では見えず、電子顕微鏡で観察します。(1nmは100万分の1mmです。)顕微鏡にもいろいろな種類がありますね。
2年生では、単元2で肺のつくりを学習します。新型コロナウイルスは鼻や喉の粘膜に付着し、ときには気管→気管支→肺胞にまで侵入し、肺炎を引き起こすようです。肺のつくりを確認してみてくださいね。
3年生では、単元4で太陽を学習します。新型コロナウイルスの名前の由来は、電子顕微鏡で見たウイルスの形が太陽のコロナのように見えるからだそうです。太陽のコロナを確認してみてくださいね。
さて、人類は昔から感染症と戦ってきました。19世紀以降、科学の進歩によって肉眼では見えないものも見ることができるようになり、病原体を突き止めることができるようになりました。また、感染症の予防策としてワクチン、感染症の治療としては抗生物質などの薬が開発されるようになりました。3年生の単元5にはペニシリンという抗生物質を発見したフレミング医師が出ています。
ペスト菌を発見した北里柴三郎博士は「不撓不屈の精神を貫け」と常におっしゃっていたそうですが、今、世界中の研究者が不撓不屈の精神でウイルスに挑んでいるはずです。みなさんも大変な日々を過ごしていることと思いますが、よく食べて、よく寝て、よく笑って免疫力を少しでも高め、新型コロナウイルスが寄り付かないようにしていきましょう。
下の画像は
大門中学校のチューリップです。花のつくりはどうなっているでしょう。
がく、花弁、おしべ、めしべはいくつあるかな?
バラのように見えるのはヒマラヤスギのまつかさです。まつかさには種子が入っています。これも裸子植物です。