北里中学校公開授業研究会4限数学を参観して(小川)
- 公開日
- 2016/05/15
- 更新日
- 2016/05/15
学生の学び
北里中学校の公開授業に参加させていただきました。その中でも印象に残った場面を書かせていただきたいと思います。
第1学年2組の数学の授業についです。まず教室に入らせていただいたときに子どもたちが元気よく手をあげる姿が印象的でした。1年生の元気いっぱいに学ぼうとする姿はとてもすてきでした。
その中で、授業中盤に授業から離れていきそうな子がいました。私は後ろ姿を見ていたので気づきませんでしたが、班の子がその子に手を差し伸べながら「おーい、寝とるんかー。大丈夫か。」と声をかけてやる姿が見られました。これは以前、小牧市にある篠岡中学校にお邪魔させていただいたときに栗木先生が仰っていた、「生徒が生徒を放っておかない」という具体的な姿であるなと気づきました。
この公開授業の目標でもある学びの独りぼっちをつくらないが普段の授業から生きているのだろうと感じました。ですので、授業の中でもグループの中に今の問題がわからない子がいれば、グループのみんなが一生懸命説明します。さらには、それでもわからなければ手を挙げて先生に質問をし、全体で考えます。また、説明する際には、数直線や言葉、言い換えなど様々な方法で表現する姿があり、言語活動の充実が図られていると感じました。
最後に指導者である筒井先生は次回の授業での数の広がりに見通しを生徒に感じさせ、「今日のようにみんなの力で解決していこうね。」と声をかけていました。思わず私も次回の授業のことを考えていました。
学び合いの授業を見させていただくのは2回目ですが、生徒の学び合う姿にはいつもすてきだな感じさせられます。(小川)