研究室日記

卒業論文について(江口)

公開日
2017/02/27
更新日
2017/02/27

学生の学び

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私が、卒業論文のテーマにいじめを選んだきっかけは、なぜいじめによって自殺するのか疑問に思ったからです。東日本大震災によって多くの方が亡くなりました。震災についてのテレビを見てみても、生きる!という強い想いから瓦礫を掻き分けて避難された方もいます。しかし、生きたいと思っても津波で流され亡くなってしまった方もいます。いじめられて自殺する子どもたちに対して、なぜ生きることができるにも関わらず、自殺するという選択をしているのか、子どもたちの気持ちを知りたいと思ったため研究テーマにしました。

私が震災にここまで関心を持ったのは、高校生のときの新聞切り抜きコンクールへの応募かもしれません。私の学校では、授業の一環として新聞の切り抜きをしていました。私は、運良く学校で選んで頂き、応募すると佳作を頂きました。その時から命の大切さを改めて考えるようになりました。

最近、福島の原発が原因で避難してきた子どもがいじめられているというニュースを見ます。その際の男子中学生の言葉が印象的です。
「しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた。」

いじめは無くならないと言われていますが、私はいじめによって自殺することなく自分の命を大切にする子どもたちを育てていきたいです。いじめられている子どもが本当に辛い思いをしているということは、本を読んで少しずつ分かってきました。私が思っていた以上にいじめは悲惨でした。しかし周りが助けることで救われた子どももいました。すぐに変化に気づき、子どもたちの悲しむ顔を見ることのないよう教師になって頑張ります。
まずは、教採に合格できるよう頑張ります。 (江口)

※写真は2017年2月25日の小樽市内です。「教育と笑いの会」前夜祭の折に撮影しました(玉置)