研究室日記

10月28日教師力アップセミナーに参加して(丹羽・松田)

公開日
2018/11/16
更新日
2018/11/16

学生の学び

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 こんにちは。今回は、10月28日に行われた教師力アップセミナーでの学びを3期生の丹羽と松田でまとめます。


 3期生の丹羽亜由美です。第5回の教師力アップセミナーに参加させていただいて学んだこと、特に印象に残ったことを紹介したいと思います。


 私が特に印象に残ったことは、授業内での教師の支援の仕方です。いくつかありましたが、私がぜひとも実践してみたいと思ったものが2つあるので紹介します。

 1つ目は、発達障害のある子どもばかりに目をやらないということです。つまり、学級経営を個別指導に優先させるということです。私は、教育実習や、ボランティアでもですが、できない子ばかりに目がいってしまい、できている子に対する声かけが足りないことがよくあります。そうではなく、平等に接することが大切だと学びました。
 2つ目は、個別に褒める時は非言語で褒め、全体を褒める時は言葉で褒めることです。個別に褒める時は、集中している周りの子どもたちの集中を切らさないようにする配慮だそうです。子どもたちも言葉で褒められるよりも非言語で表現した方が嬉しいのではないかと思います。来年度から積極的に取り組みたいと思います。

 今回は実際に医師としても活躍されている横山浩之先生に講演していただきました。
横山先生は、大切なポイントや事項を分かりやすく、的確に話してくださり、あっという間の時間でした。ありがとうございました。(丹羽)


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 私は、発達障害のある子どもへの指示の仕方が特に印象に残りました。発達障害がある子どもへの対応の教育上の配慮事項に「作業記憶の乏しさへの配慮」というお話がありました。作業記憶の乏しい子どもの中には、「国語の教科書の15ページを開く」という、3つのことを記憶することができない子どももいるということを知りました。指示の仕方で子どもへの伝わり方が変わってくることや、「記憶が乏しい」と一言で言っても、子どもによって程度が異なるので、その子どもの力をきちんと理解することが大切であることを学びました。

 さらに、「ブロークン・レコード・テクニック」を横山先生が使用している授業映像を見て、全員ができるまで同じ指示を繰り返し言う大切さが分かりました。同じ指示を繰り返すことで、できていない子どもには注意することなく気づかせることができ、できている子にはできていない子がいることを知らせることができ、場合によっては子ども同士で声を掛け合うことができるようになるのではないか、と思いました。「発問を違う言葉で言い直さない」ということをゼミで教わりましたが、それと一緒で指示を変えてしまうことも子どもの混乱を招くことにつながるということが分かりました。

 今回のセミナーでは、特別支援教育の知識だけでなく、実践的な技術についても学ぶことができました。横山先生ありがとうございました。(松田)