研究室日記

11月14日3期生ゼミ記録(松田)

公開日
2018/11/27
更新日
2018/11/27

学生の学び

 こんにちは。3期生の松田です。11月14日に行った理科の模擬授業での学びを書きます。


 授業は、5年生の「流れる水のはたらき」の中から「流れる場所によって石の大きさや形が違うわけ」を見つけることを行いました。そのわけを見つけるために、透明な水筒の中に生け花用のスポンジ数個と水を入れ川の中を表し、その水筒を振ることで石が削れる様子を再現するというモデル実験を行いました。水筒を30回振ってスポンジ1個を取り出すということを3回繰り返し、上流から下流への石を再現しました。

 私は実験で、上流から下流へといくにつれ、取り出したスポンジが小さくまるくなっていくという結果を目指していました。しかし、授業準備の中で困ったことがありました。それは、川の流れに合った速さにするために水筒を振る速さを変えてしまうと、スポンジに変化が見られないということでした。考えた末、振る速さについては何も言わず行うことにしました。

 模擬授業では、3人1組になり上流・中流・下流の流れに分かれ、順番に振ってもらいました。実験を始めたところ、みんな大体同じ強さで振っていました。しかし、「平地(下流)の方が速く振っている」という私が困った部分についての意見が出され、授業後にみんなから意見をもらいました。みんなからは、「振る回数ではなく、振る時間を変えてみればどうか」と私が気づかなかったことを教えてもらい、納得できとてもすっきりした気持ちになりました。

 先生からは、「実験の概要を押さえること」を教えていただきました。確かに、概要をきちんと押さえていないと「スポンジと水が入っている透明な水筒」としてしか見ることができない子どもがたくさん出てしまうと思いました。ただ実験して結果を書いて…となり、つながりのない授業になってしまうということを学びました。

 来週、別の演習でこの模擬授業を行う予定なので、今回学んだことを生かしたいと思います。また、この授業は私が5年生のときに担任の先生が行った実験を基に作ったので、自分で考えたオリジナルの授業ができるようになりたいです。(松田)

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