研究室日記

12月18日4期生後期ゼミ山田志摩さんの模擬授業記録(関口)

公開日
2020/01/02
更新日
2020/01/02

学生の学び

 こんにち!4期生の関口です!今回は最後のゼミで行われた山田志摩さんの模擬授業記録を書きます!

 山田さんは算数科で「計算のきまり」という単元の授業を行いました。

 最初に37×9と37×12という式を提示しました。これを子ども役に解かせて、気づくことをあげさせました。
しょうきさん「37×15をしたら555になりそう」
ゆりさん「37×3×3に分けると111×3になる」
となかなか核心を突く発言がすぐに出ました。

 そこで山田先生が「答えが222になる計算式を作ってみましょう」と指示しました。この後どうしてすぐに解けたのか問うことできまりに気づかせようとさせていたと思います。

 わたしはゆりさんの先の発言を引用して子ども役として発言しました。それを山田先生は、「このはさんが行ってることわかるよって子いる?」と問い、わからなかったよしともさんにわかるようにと、ゆりさんに自分の言葉で同じことを発言させました。その後も「高橋さんも頷いてるからよしともくんにわかるように説明して」と指示し、発言させました。それからよしともくんに戻して、「よしともくんどう?わかった?」と聞き、頷くよしともくんに「言えるところまで言ってみて」と伝えました。

-ゼミ生から-
◎どの子にもわかるように工夫されていた
◎子どもとのやりとり
◎井上くんに戻す、取り残さない
△時短をするために省くところは省くべき
△子どもの発言に付け足さない

-玉置先生から-
物分かりが良すぎる。
例えば、しょうきさんの発言である「37×15」に対して、物分かり悪く「なんで15が出てきたの?」ときく。このように子どもの発言に対して「どうして?いいの?」と物分かり悪く子どもを揺さぶったあと価値付けすることで、単に答えを出す授業ではなく、子どもに「違いがどのように違うかを見つける力」と「数を分解する力」など、一生役に立つ力をつけることができる。

 私は、自身の模擬授業で、わかる子わからない子をきいたにも関わらず、そのまま突き進めました。今回山田さんはわからないと言ったよしともさんにしっかり戻して、全員参加の授業を見事に作りました。また柔らかい山田さんの授業はとても居心地のいい時間で、子どもとのやりとりもスムーズだったのだと思います。

 今回でゼミは終わってしまいました。もう教壇に立つまで残り少なく、玉置先生がそばで教えてくださる時間もわずかです。すごくさみしいですが、自分の力として来年度から発揮できるよう今までの学びも振り返りながら前進していきたいです。
ゼミでの卒業旅行がたのしみだあああ!
の前に卒論発表会も楽しみですね、、(関口)