研究室日記

5月8日の5期生ゼミからの学び(杉山)

公開日
2020/05/19
更新日
2020/05/19

学生の学び

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 こんにちは。5期生の杉山です。今回は5月8日のzoomでのゼミからの学びを記します。
 
 今回のゼミは、まず、岐阜県の教採を受験する矢崎さんと酒井さんから、教職教養がなくなったとの連絡からでした。これまで春休みなど、多くの時間を割いてきた教職教養がなくなることは、とてもショックなことだろうと思います。しかし、これまで勉強してきたことは、小論文や今後に生きてくるものだとは思いますが、なかなかやりきれないことです。岐阜の筆記試験は専門科目のみとなったので、僕以外は皆小学校全科なので、これまで以上に、色んな専修が交じったこの玉置ゼミの団結力を見せる時であると感じています。
 
 今回のメインは、場面指導についてでした。お題は、『普段から医者にかかっている女子児童がいて、今日も風邪気味で、先生に対して「今日も頭が痛いから保健室に行きたい」と言った時の対応』ということでした。これを聞いた時に、多くのゼミ生はとても悩みました。どういった視点からこれを考えるかで、いくつかのグループ毎に話し合いました。私のグループでは、まずはアイメッセージで、心配する声掛け(「大丈夫?先生とても心配だなあ。次休んだら授業できそう?先生待ってるからね。」)をしたり、女子児童が帰ってきた時にクラスみんなで歓迎の雰囲気を作ったり、「保健室に行くまで我慢していて偉いね」といった価値づけの言葉をかけて上げることが挙がりました。

 また、居心地が良い空間であるのは、保健室よりも教室であるべきという考えや、どんなことも組織で動くべきであるといったことも挙がりました。
 
 その後の全体交流では、過去の自分の経験から思うことや、自身の友達との関係と結びつけて思うことなどを話し合い、考え方がグッと深くなりました。
 
 最後、玉置先生の総括では、子供は、心に何かを抱えていると体の症状となって現れてくるということを学びました。ただ原因を追求するのではなく、子供の不安を解消するということも考えなければならないという視点は、考えてみれば当たり前ですが、なかなか思い浮かぶものではありませんでした。また、保健室、担任、学校、保護者との連携を密にして考えていくことが、非常に大切であることを学びました。生徒指導の本質は、居場所づくり、絆づくりにあることを意識しながら、今後を過ごしていこうと思います。
 
 この恵まれたゼミの環境を大いに活かし、今後も多くの学びを得たいです!(杉山)

※ 写真は2019年7月1日ゼミでの杉山君です(玉置)