研究室日記

6月12日 5期生ゼミ 玉置先生のお話・模擬授業からの学んだこと 第3弾

公開日
2020/06/19
更新日
2020/06/19

学生の学び

 第3弾は、中西、酒井、矢崎、宮野、二村の5名です。

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 玉置先生のzoomを使った道徳授業では、ひとつの主発問から子どもの意見を繋げていくことが印象的でした。頷きや表情などの小さな変化を先生は見逃さないで意図的に指名したり、子どもの個性に合わせた質問をしたりしながら、主発問ひとつで考えの深まりを感じます。揺さぶりの発問は、子どもの心が揺れ動き、迷いの出る子も出てきますが、他の人の考えなどをもとにより深まった自分なりの考えをもつことができると学びました。

 子どもの発言を大切にして、考えを広げ、深めていくことが、考え議論する道徳授業に必要なことだと感じました。(中西)


 今回玉置先生のお話を聞いたり実際に授業を受けてみて特に印象に残っていることが2つあります。
 
 1つ目は想像させることを大切にしていらっしゃったことです。主人公の気持ちや物語の展開だけでなく友だちの考え方までも想像させていて大変驚きました。ただの意見の投げ合いにならないような工夫であり、国語の読み取りとの違いをはっきりさせる部分でもあると感じました。
 
 2つ目は先生がまとめないということです。先生がまとめてしまうとどうしても正解を提示されているようにも感じてしまいます。子ども達の見出した道徳的価値を認めていくことでその子なりに学びとったことがその子の糧になっていく感じがします。
 
 もしかしたら授業計画時に求めていたものと完全に一致しなくてもそのクラスでの学びはとても価値あるものだと思いますし自分自身も気づかされることになると思うので、子ども達の思いや感じ方を1番に尊重したいです。
 
 基礎的な知識や高い授業技術だけでなく自分の道徳性も磨かれて有意義な時間でした。ありがとうございました。(酒井)


 道徳の授業を行うポイントを玉置先生をはじめ、多くの先生方から学んできましたが、その度に道徳という教科は奥が深いなと考えさせられます。

 実際、教育実習でも道徳の授業は一番思うようにできなかった教科です。私の投げかけた言葉一つでその教材の価値が全く変わってしまいました。

 道徳は、子どもたち一人ひとりに考えが生まれるような問いかけ、言葉を繋げ、そこから子どもたちの中で価値が再構築されるように働きかけねばならないと感じました。
まずは自分がその教材の価値を考え、持つことが第一歩。そこから、技を生かして授業を行い、子どもたちの素を引き出せる教師になりたいと思いました。(矢崎)


 先生の道徳の授業を受けながら、自分が実習の時に行った道徳の授業を思い浮かべていました。私は、子供が考えをつないでいける道徳にしたいと考えていましたが、実際は、子供に繋げる前に、自分がまとめてしまっていました。教師になった際は、そのような反省を1つずつ改善しながら、玉置先生の今回の授業のような子供と共に作る、子供が自然と笑顔になれる授業を目指していきたいです。(宮野)


 玉置先生の模擬授業を受けさせていただき、先生がまとめるのではなく、子どもの言葉を繋げていくことで自然とまとめの言葉になっていくのを体感しました。玉置先生の授業は受けていて、知らぬ間に物語に入り込んでいる自分がいることに気づき、「自分の意見をみんなに話したい!」と思うことができる授業だと感じました。 
 
 それは児童の様子や表情を見ながら、「〇〇さんニコッとしたけどどう思った?」など子どもとやりとりをしながら授業を進めることで、自分の意見を発言しやすい雰囲気や、子どもたちを自然と物語に入り込ませることができるということを学びました。また休んでいる子の気持ちを想像させるというのは私にとって新しい考えで、休んでいる子も大切して、クラス全員で考えるという姿勢が素敵だと感じました。
 
 私も子どもたちの様子や表情を見逃さず、繫げる役割をしながら、一人一人の心情変化を大切にした道徳の授業をしていきたいです。(二村)


※ 写真は、林文通先生撮影のある学校の一コマです。記事とは関係ありません。学校のワンシーンがとてもうまく切り取られていますので、使わせていただけるようにお願いをしました。

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