研究室日記

12月10日「いのちの授業」を体験的に学ぶ(長谷川、榊原)

公開日
2022/12/28
更新日
2022/12/28

学生の学び

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 こんにちは!9期生の長谷川です。12月10日に十六プラザで行われた「いのちの授業」を体験的に学ぶに参加させて頂きました。

 山田先生の授業では、ゲストティーチャーの加藤さんと共に臓器提供について学びました。授業内では、加藤さんの実体験をもとに「自分だったらどのように考え行動するのか。」といったことを交流する機会が多くあり、自分のことのように考えながら学ぶ大切さを知ることが出来ました。
 また、子どもたちの前で授業を行う際には多数派=正解というムードは作らず少数派の意見を大切にし、話し合うことで深まりをだしていくことも大切であると思いました。
 
 いのちの授業の中で加藤さんがおっしゃっていた「提供することが善。しないことが悪ではない。」という言葉がとても印象にに残っています。
 どうしても「臓器提供をする人は心が優しくいい人だ。」などといったイメージが湧いてしまうことがあります。しかし、たくさんのお話を聞く中でどのような考えを持つにしても、自分や周囲の人のいのちについて真剣に考え、自分なりの意志を持つことが大切だと考えました。

 今回のセミナーではいのちについて考える機会に加え、授業の仕方やポイントについても学ぶことが出来ました。質問や感想を交流する場面では、他大学の学生や先輩、実際に現場で働く先生方の疑問点や考え方を聞くことができ、新たな視点に気がつくことが出来ました。
 このような機会を与えて下さったことをとても嬉しく感じたと共に、今後もこのようなセミナーに積極的に参加していきたいと思いました。(長谷川)


 こんにちは、9期生の榊原計人です。12月10日にじゅうろくプラザで行われた"「いのちの授業」を体験的に学ぶ"に参加しました。
 今回は山田先生とゲストティーチャーの加藤みゆきさんの臓器移植による「いのちをつなぐ」ことについて、実体験をもとにした話を聞くことができました。

 私が1番に学んだことは、臓器を移植してもとの生活に戻っても、必ずしも幸せと感じる訳ではないということです。
 加藤さんは第一型糖尿病を発症し、人工透析を必要とする辛い毎日を過ごしていたなか、脳死の方の腎臓を移植することでその苦痛から解放されました。しかし、亡くなった人の不幸の上に自身の元気があること、他の人の方が移植が必要だったのではと考えてしまうことから「申し訳なかった。」と思ってしまうことが多く、幸せを実感できなかったと仰っていました。その後、ドナーファミリーの「あなたが元気で嬉しい。」、友達の「気に病むことは無い。」などの言葉から幸せに思えるようになっていたそうです。

 今回の講話から、なにかしらの病気や障害を発症し臓器移植でもとの生活に戻ったとしても、そこにはプレッシャーを感じで生活する中での重荷になってしまう。人からいのちをつなぐということはそれだけ大変で苦痛の伴うことであり、その結果つながったいのちはとても尊いものであると知りました。私たちは自分のいのちをよひ大事にすると共に、つながっていくいのちのことを深く考え、マイナスな感情をできるだけ無くすようなケアを行っていくことが必要になっていくと思います。

 主催のじゅうろくプラザ様、玉置先生、龍崎先生、山田先生、そしてゲストティーチャーの加藤さん、今回は「いのちの授業」について深く学ぶ機会を頂きありがとうございました。ここで学んだことを自分なりに咀嚼し、また考えてこれからのゼミでの学びや教師になった際に存分に生かしていきます。(榊原)