研究室日記

1月13日第6回教師力アップセミナー(高橋達哉先生)での学び(久保、由原、安田)

公開日
2024/01/28
更新日
2024/01/28

学生の学び

 みなさんこんにちは!玉置ゼミ9期生の久保朋輝です!今回は第6回教師力アップセミナーでの学びを記録させていただきます!

 第6回は高橋達哉先生にオンラインで国語の授業づくりについて学ばせていただきました。私が印象に残っているのは、「唐突に発問しない。」です。私は教育実習で、国語ではなく社会の授業でしたが唐突な発問をしていたことに気がつきました。「授業の初めは学びのエンジンがかからない」と高橋先生は仰っていましたが、まさに私が実習で苦戦した事でした。本時のねらいとなるようなところは、より丁寧に扱い、発問していくことが大切であると学びました。児童の実態を考え、授業づくりをすることは児童のやる気を上げ、学びの質を上げていくことに繋がると考えました。

 多くの実践例から様々な授業づくりの仕方、考え方を学ばせて頂きました。児童の発達段階に合わせて考えたり、発問を少しだけでも工夫するだけで聞いているだけでも授業の風景が楽しそうに見えてきて、実践してみたいなと強く考えました。このような機会を頂き、改めて授業づくりの面白さに気づきました。高橋先生、本当にありがとうございました。(久保)


 こんにちは!玉置ゼミ9期生の由原希音です。今回は、1月13日の教師力アップセミナーでの学びを記事にしていきたいと思います。

 今回は、高橋達哉先生が国語授業についてお話ししてくださいました。その中でも私が特に印象に残っている発問の工夫について、詳しく書いていきます。

 まず、発問の選択肢をつくることです。発問に対する正解や許容範囲が狭いと、自分の考えに自信が持てず、考えを書くことができない児童生徒が出てきてしまいます。「1番〇〇な場面は?」「特に気になった文は?」と複数の考える選択肢を与えることで、一部の児童生徒だけが発言するということがなくなると学びました。さらに、選択肢にすることで、明確に相手との考えの「違い」に気付くことができます。このように、自分とは違う考えに触れ、新しい価値を知ることで、集団の学びがレベルアップするのだと感じました。

 次に、唐突に発問しないことです。いきなり発問するのではなく、雰囲気や文脈、問題意識を児童生徒とともにつくるという意識が大切なのだと学びました。私も、教育実習を振り返ってみて、授業のはじめに唐突に発問していたと感じる場面が多くあり、児童生徒の知りたいという気持ちを引き出さなければ、よりよい授業はつくることができないと実感しました。唐突に発問しないためには、教材にしかけをつくることが大切です。例えば、文中の言葉を置き換えてそれを間違い探しのようにするなど、意欲の出る導入の工夫を教えていただきました。発問や導入にこれからもっとこだわっていきたいと感じました。

 今回も、たくさんの学びを得ることができました。このような機会を与えてくださり、ありがとうございます!今回学んだ発問の工夫を忘れず、これからに活かしていきたいと思います!(由原)


 みなさんこんにちは、9期生の安田です。今回は、1月13日に行われた第6回教師力アップセミナーに参加させていただきました。

 今回は、東京学芸大学附属世田谷小学校の高橋達哉先生に「国語の授業づくりで大切にしていること」についてオンラインでご講演いただきました。国語科の教師を目指すものとして、たくさんのことを勉強させて頂く時間でした。

 お話のなかで私がとても印象的だったことは、答えの選択肢をつくるということです。国語は明確な答えがないため、自分の意見に自信がなければ言えない。つまり、他の科目に比べて発表する子が限られてしまう科目です。
 
 しかし、発問に対して答える選択肢があれば、いつもは参加できない子も考えてみようと思えるのです。さらに、その子たちも授業に参加するようになると、普段の授業では出てこなかった考えや見方を発見することができるのです。

 また、授業づくりにおいて指導内容を曖昧にしないということが印象に残っています。私自身、中学校の教育実習で「こんな感じのことを言ってほしい」とやんわり指導案を作ってしまいました。そのため、自分でもどうしたら良いのかが分からなくなり、締まりのない授業になってしまいました。

 これは、子どもにとっても教師にとっても良くないことです。実習の経験と今回のお話から、授業者が何を伝えたいのかを明確にすることで、良い授業は生まれるのだと学びました。

 今回、ご講演くださった高橋先生、本当に貴重なお話をありがとうございました。そして、いつも素敵なセミナーの機会をくださる玉置先生、一緒に学び高め合ってくれるゼミ生のみんなにも感謝でいっぱいです。これから、教員採用試験まで勉強の日々が続くけど、みんなで支え合って頑張っていこうね!!(安田)

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