研究室日記

9期生卒論発表会由原さん・荒木さんからの学び(齋木・道下)

公開日
2025/03/04
更新日
2025/03/04

学生の学び

  • yosihara.jpg
  • araki.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2190001/blog_img/232137610?tm=20250304085633

https://asp.schoolweb.ne.jp/2190001/blog_img/232137611?tm=20250304085633




















由原さんの卒業論文発表会からの学び  テーマ:「音楽に苦手意識をもつ生徒も楽しむ音楽授業」



 由原さんの発表では、模擬授業を踏まえた実践もあり、聴き手も引き込むような発表でした。



【内容】



 生徒に自主自立を持たせることが必要。由原さんは実習で、音楽を楽しんでいない子がいたため、音楽を楽しんでもらえるためにこのテーマにしたと仰っていました。その楽しさを伝えるため、様々な手立てを与え、学び方を教えることが大切と話されていました。その提案として挙げられていたのが、「音色」「構成」などと書かれたカードを使うという方法です。また、模擬授業では、クイズ形式で3つの音楽を聴いて、それらの曲がそれぞれ何番なのか当てるゲームがされており、実際に生徒役に尋ねていました。



【学び】



 玉置先生のお話で、「ただ卒論を書いて終わりではなく、それを実際の学校現場でも生かせる活動を考えること」と仰っていました。由原さんの発表では実際の学校現場で生かせる活動が2点あり、模擬授業も発表に含まれていたため、より具体的に工夫を凝らした音楽の授業の方法を知り得ることができた。また、由原さんの模擬授業は、これまで、2度見させていただいたが、いつも表情が笑顔で、楽しそうである。このような表情が、聴き手の生徒にも伝わると考える。そして、生徒役に尋ねる際には、寄り添って、朗らかに聞いていた。こうした、生徒に寄り添って聞く・常に笑顔が授業において大切だとも学んだ。こうした発表から音楽への愛が感じられた。このような「ぜひ、生徒にも音楽の楽しさを感じさせたい」という熱意が教師になるにあたり、非常に大切になることが分かった。



【今後に向けて】



 私たちも、来年、卒論発表会がある。まずは、多くの書籍を読み、自分の発表に結び付けたい。また、私の、発表中、聴き手が退屈にならず、具体的に伝えられるよう、多くの書籍で方法を考えるうえで参考にする。発表内で、実際に活動を入れてみる。ただ話して紹介をするのではなく、「~という良い効果があるため、この方法を考えた。」と、プレゼンも工夫を凝らして「伝えたい」という強い思いをもって紹介しようと思う。そして、先輩方のように、自分の研究を胸を張って、堂々と、語れるよう今後、取り組もうと思う。



【最後に】来年の卒論発表会の参考になりました。9期生の先輩方、本当にありがとうございました。(齋木)



荒木さんの卒業発表会からの学び テーマ:「生涯にわたって音楽を楽しむ子どもを育てる音楽授業」



 荒木さんの発表では、荒木さん自身音楽が大好きで、「自分の人生を豊かにしてくれた音楽」という言葉が強く印象に残った。35人いれば35通りの音楽の楽しみ方があり、だれもが授業の中で楽しいと思ってほしいという思いが伝わってきた。



常時活動の提案①    



 身近な音や音楽を取り入れる。マクドナルドのポテトが上がる音(ソファソ ソファソ)や救急車の音(シソシソ ♭シ♭ソ♭シ♭ソ)などを取り上げ、日常に溢れる音を音として認識して楽しむことができる活動を通して、日常を音楽的に見ていくことについて学んだ。

    楽しく楽譜が読めるように、体を動かしながら楽譜上のドレミファソラシドの位置を覚える活動。



 ドレミのうたを用いて五線譜上の歌詞と同じ位置にジャンプして乗り、体を動かしながら覚えられるようにする。児童の覚えた階名の音符を剥がすなどして児童の様子に応じて活動を進めていくことも児童の実態に沿っていると感じた。



 荒木さんの授業提案から音楽の基礎が音符を読めることだとしたら、英語ではアルファベットを正しく読んだり書いたりすることができることが英語の基礎になると考えた。実際に実習でアルファベットを書いたり読んだりすることができる児童とできない児童の差を感じたこともあり、基礎が定着していないことがその教科の苦手意識を生んだり、嫌いになったりすることがないように、小学校の段階で常時活動として基礎を楽しく覚えることは自分にも取り入れていきたいことだと考えた。



 9期生の皆様、これまでの学びの集大成としての素晴らしい発表をありがとうございました。皆さんの姿に大きな刺激を受け、私自身も改めて自分の強みやこだわりを探していきたいと感じました。改めて、9期生の皆さんにはセミナーなどを通して大変お世話になりました。本当にお疲れ様でした。このような貴重な機会をいただき心より感謝しております。春からのご活躍を心より応援しています!(道下)