研究室日記

7月9日10期生ゼミでの学び (石川)

公開日
2024/07/15
更新日
2024/07/15

学生の学び

 みなさんこんにちは!玉置ゼミ10期生の石川百音です!

 今回は7月9日の10期生ゼミの模擬授業での学びを記事にしていきたいと思います。7月9日のゼミは前期最後のゼミでした。前期の集大成として、今までの学びを存分に発揮できるように頑張ろうと意気込んで臨みました!

 今回私は、中学校2年生の国語・「扇の的-平家物語から-」の単元で模擬授業を行いました。今回の模擬授業を行うにあたり、せっかくゼミで学べるのだから、国語のオーソドックスな授業展開ではなく、少しチャレンジした授業展開を行ってみたいと言う目標を立て授業に望みました。

 そのような目標を持って望んだ模擬授業から学んだことを授業準備、実際の展開のイメージトレーニング、そして実際の模擬授業時に感じたことの観点に分けて振り返りたいと思います。

○ 授業準備
 授業を計画する段階で、まずは私自身が「扇の的」の内容をしっかりと把握することから始めました。物語の背景や登場人物の関係性、物語の主題について深く理解することで、授業の軸を明確にすることができました。また、資料の選定も重要だと感じ、生徒たちが興味を持ちやすいように、図解を活用するなど工夫することが出来ました。

 このように教材研究では、ただ「扇の的」を読み解くだけではなく、どのように生徒に伝えれば生徒の理解が深まるのかを重視しました。この視点を持つことができたのはこの模擬授業を良いものにしたいと真剣に向き合い、準備できたからだと思います。今回ゼミでこのような機会を頂けたこと。とても幸せだったなぁ。と改めて玉置ゼミの偉大さを実感しました。

○ 展開のイメージトレーニング
 模擬授業の前には、実際の授業の流れを何度もイメージトレーニングしました。具体的なシナリオを考え、生徒たちの反応を予測しながら進行を確認しました。ゼミの仲間にも練習に付き合って貰ったり、意見を貰ったりして、助けてもらいました。自分のことでは無いのに一生懸命一緒に考えてくれる仲間の存在にとてもありがたいなぁと感じました。
 また、玉置先生から助言して頂いた、「ワールドカフェ方式」を取り入れ、生徒一人一人が積極的に参加できるような授業展開・環境作りも意識しました。このプロセスを通じて、授業の進行がスムーズに行くように準備を整えました。

○ 実際の模擬授業
 実際の模擬授業では、準備した内容をもとに進めようとしましたが、内容が難しく、自分が予想していた時間内では課題に取り組みきれない状況が生徒に見受けられました。そこで私は迷いましたが、進めようとしていた問題数から大幅にカットして1つの問いだけを解かせるようにシフトチェンジしました。

 私の中ではものすごく迷った判断でしたが、授業後に玉置先生から、「授業にはそのような臨機応変な対応が大事なんだよ。」と声をかけていただけました。授業はそうそう予定通りには行かないことを実感し、これもまたひとつ私にとって、大きな経験・学びになりました。生徒たちの反応を見ながら柔軟に対応し、興味を引き続けることができるよう努めることの難しさ・大切さを学びました。

 私の最大のチャレンジであった、「ワールドカフェ方式」の場面では、生徒たちが積極的に意見を出し合い、活発な交流が行われました。一方的に教えてしまう授業展開や、読み取りが得意な生徒だけで進んでしまいがちの国語の授業ですが、活動方法や交流の仕方を工夫することで、対話的な授業を展開することができ、理解を深めることにも効果的だと学べました。

 授業後の先生や仲間からのフィードバックを受け、改善点や次回への課題も見つけることが出来ました。全体としては生徒たちが楽しみながら学べる授業を展開できたと感じ、少し自信がつきました!今後もさらに工夫を重ね、生徒たちが興味を持ち、理解を深められる授業を目指して、学び続けたいと思います!そして、目の前に迫る教育実習を精一杯頑張りたいです!(石川)

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