６時30分ごろ家を出て大学へ向かう。日本教育新聞社「提言」の原稿書き。テーマ決めまで時間がかかったが、決まったらすっとかけそうな気分。もちろん気分のみ（笑）。

　9時から10時まで「教育課程論」。今回は「主体的な学び」がテーマ。7回の授業を通しての学生の成長が発言から感じ取ることができて、気持ちよく授業展開。「先生、振り返りをしっかり書いたので読んでくださいね」という学生の一言も嬉しい。

　10時15分に大学を出て、岐阜市立長良東小学校へ向かう。以前に大学から長良東小へ移動したときは、1時間15分ほどかかった記憶があり、心配しつつ移動。無事、11時には到着。11時5分から授業参観。中村校長や教頭、ゼミ生二人に参観直後に授業での気づきを伝える。校長室で東長良中長にも加わっていただき、授業談義。美味しい給食をいただき、授業をさせていただく学級の担任から、子どもたちの様子を聞く。特に留意すべきことはなく、子どもたちの反応を見ながら、数学的な見方・考え方に触れる発言やつぶやきを褒めることで強調する心構えをする。

　13時35分から40分間の算数授業。授業内容は「17番目の秘密」。とってもよく考えて発言できる子どもたちが多く、まさに子どもの発言をもとに授業を楽しませてもらった。もちろん、これまでの担任の指導があってのことで感謝しかない。自分が心して臨んだことは、依頼があった授業技術を意図的に多く活用すること。またこの授業を通して、子どもたちをこう育てたいという思いが参観されておられる先生方に伝わるようにすること。「たくさんの事実をもとにきまりを見つけるとよい」「きまりを見つけるには一方を小さい順に並べるといい」「表の変わり方を見るといい」など、今日の授業で一生覚えておくとよいことを強調しながら、17番目の秘密に行きつく。子どもたちのパワーに負けないようにするだけで必死（笑）。

　校長室で授業振り返り。15時から16時15分まで講演。「飛び込み授業『17番目の秘密』で心掛けたこと」と題して、導入、展開、終末場面ごとに授業を振り返りながら、どのような思いで展開したのかを伝える。これほどまで詳細に飛び込み授業を語ったのは久しぶり。　

　講演後も校長室で質問を受ける。「中核的概念と方略」について質問が出るとは！つい最近、中教審で話題になったばかり。さすがよく勉強しておられる先生方。研究されるなら皆さんに還元がしやすいように教科書分析がよいのではないかと提案。17時近くまで、あれこれ懇談。授業づくりの楽しさと苦しさを満喫！皆さんに深謝。

　帰宅。授業時間数管理についての情報をもらって提供。忙しい中、協力していただいた皆さんに感謝。続いて、日本教育新聞社の「提言」原稿書きの続き。今回は教師力をつけるための「子ども理解活動」をテーマとして仕上げる。続いて、明日、飛び込み授業をする尾張旭市立三郷小学校での授業と講演でのプレゼン作り。いただいた内容は「対話づくり」。これまで三郷小で見せたプレゼン内容を確認。重要なことはすでに伝えてきたので、どうしても重なりあり。なんとか新たな資料を加えて、ようやく完成。長良東小へ参加した道下さん、間宮さんから嬉しいメッセージが届く。記事も楽しみにしたい。