2025年6月3日仕事日記
- 公開日
- 2025/06/04
- 更新日
- 2025/06/04
仕事日記
朝から強雨。第1章を書かせていただいた書籍「自立した学習者を育てる」(明治図書)の該当部分の校正。2か所の修正を依頼。第77回週刊「教育資料」原稿校正。日本教育新聞「提言」校正。
8時頃に家を出て、名古屋市市議の森智雄事務所へ車で向かう。近くのコインパーキングに車を停めて徒歩で事務所へ。EDUCOM久保さん(名古屋市担当者)と合流。30分間ほど、名古屋市で契約いただいているスクールライフノート、とりわけ「心の天気」の活用を市内にさらに広げるための相談。終了後、久保さんといわゆる反省会。最近の状況も意見交流。
強雨の中、尾張旭市立三郷小学校へ移動。近くに来たので時間調整も兼ねてコメダで休憩。13時前に到着。飛び込み授業をする学級担任から、子どもたちの情報をお聞きする。いくつかの情報をインプット。最終的には「はじめに子どもありき」。子どもの発言や活動をもとに授業を進行するしかないと自分に言い聞かせる。
13時40分から3年生算数授業。「時こくと時間」の単元第1時。冒頭の問いから思わぬ反応で不安になったが、一生懸命考え、話し合い、発表してくれる子どもたち。やはり授業は子どもが助けてくれる。冷静に考えると、自分が3年生の子どもが理解できない言葉を発していたかもしれない。予定通りにはいかなかったが、今日も授業は面白いと教えてくれた子どもたちに感謝。
15時から16時まで講演。授業直後に浮かんだ言葉「記号接地」の話から始める。その上で、前半は今日の授業に向けて考えてきたことや、子どもたちの状況をもとに何を大切にしながら授業を進めたかを伝える。後半は「対話力を高める」ための手立てや他校の実践を動画紹介。最後は振り返りの有効利用を伝えて終了。
校長室では、さっそく先生方が書かれた「自分化宣言」を見せていただく。僕が提案した「自分化宣言」が確実に続けられていて嬉しい限り。帰宅して、その内容をしっかり見る。僕の授業や講演を受けて、各先生方が具体的に取り組んでいきたいことが明記されている。全部紹介したいほど。次のごく一部。
「話し合いの仕方を伝えることが大切」「発言したことをつないでいけるように心がける」「記号接地。わかったつもりからどうやって脱するか考えたい」「頭の中の言語化は難しい。話し合い活動を進める中で、どんどん他者の意見や考えが合わさって言語化が実現することがある」「子どもから言葉を引き出すときに先生が言葉を足さず子どもの言ったことを否定しないようにしたい」「わからないことがあって当たり前だよ!を繰り返して安心空間を作る」
夕方には、教務主任から「自分化宣言」の掲示物やそれを見ておられる先生の写真が届く。こうした報告も嬉しい。だから学校力が向上していくのだと確信。
今日もいくつかの相談が届き、その対応。スケジュール調整。依頼があれば、空いている限りお受けしているが、体調を崩したら多くの方に迷惑をかけるスケジュール。心して日々を送りたい。